風疹について

風疹ワクチンは、いつ、何回注射すればいい？妊娠中に風疹になると胎児にどんな影響が出る？

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風疹に感染すると・・・

風疹の３大症状として

• 発熱
• 発熱とほぼ同時に全身に発疹が出る
• 耳の後ろなどリンパ線が腫れる

がありますが、必ずしも全てが揃うというものでもありません。


風疹は熱と発疹が３日程度続いた後は回復する比較的に軽い病気なのですが、妊娠初期の胎児に感染すると

• 心臓の奇形
• 目の障害
• 耳の障害
• 成長障害
• 死産や流産

など深刻な症状が現れますので、感染予防はとても重要になってきます。

風疹の感染経路

風疹は、会話やくしゃみなどの
飛沫感染
が中心となり感染力は中程度で

• インフルエンザより強い
• 麻疹より弱い

というものです。



２０１４年くらいからは風疹の患者数はほとんどありませんでしたが、今年になって急に増えてきました。


患者が増えた背景には、海外で感染した人や、感染した人が国内に入ってきた事が原因と考えられ、免疫を持たない人に風疹の感染が広がっているというのが現状です。

ワクチンが有効！

風疹に感染した赤ちゃんの治療法は無く、感染をワクチンで予防することが最良の方法となります。


ワクチンの接種は

• 妊娠の可能性のある女性
• その家族
• 身近にいる人

などが優先順位としてあげられます。


風疹のワクチンは生ワクチンですので、もし妊娠がわかってから風疹ワクチンを打つと、理論的に胎児に感染してしまう可能性があります。


実際に妊娠を知らずに風疹ワクチンを接種したという事例はあり、その場合の赤ちゃんへの感染例は無いのですが、基本的には妊婦への接種はできず、妊娠を希望する場合には
ワクチン接種後２か月は妊活しない
というのがルールになっています。

この年代がアブナイ

現在の子供や、１０代、２０代の人は風疹ワクチンを接種している人がかなり多いので、ほとんどの人が免疫を持っています。


免疫を持っていないのは

• ワクチン接種を忘れていた
• ３０歳から５０歳代でワクチン接種の機会がなかった

という人たちが考えられます。

ワクチンは２回が良い？

ワクチン接種は１回でもかなりの免疫を獲得できますので、多くの感染の予防という意味では効果がありますが、より確実な効果を得るためには２回接種が望ましいと言えます。


現在風疹ワクチンは不足している状況で、厚生労働省では免疫の有無を調べてからワクチン接種をするようにとしており
３０代の男性では８割程度の人が免疫を持っている
ので、ワクチンの有効活用のためにも事前の検査は必用です。
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