インフルエンザについて

インフルエンザについて

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インフルエンザで注意する事とは



インフルエンザは、高熱が出て関節が傷むなど激しい症状が出ますが
基本的には安静にしていれば治る
というのがほとんどですが
  • 高齢者
  • 子供
  • 慢性疾患
など免疫力が弱い人では、インフルエンザをきっかけにして急激に病状が悪化することがありますので注意が必用です。


もし多くの人に感染が広がってしまうと、免疫の弱い人たちも感染する確率があがってしまいますので
社会全体で予防する
というのがインフルエンザ対策では重要です。




インフルエンザワクチンは効かない?



WHOの発表では
インフルエンザワクチンの効果は薄い
という事なのですが、これは風疹ワクチンや麻疹ワクチンなど100%近い効果のあるワクチンにくらべ、インフルエンザワクチンは約70%弱程度というのが背景にあります。


しかしながらインフルエンザワクチンを接種すると
  • 症状を和らげる
  • 重症化を防ぐ
という効果があり、WHOでもワクチン接種を推奨しています。



インフルエンザワクチンの副作用



日本の調査では
10万人に1人が入院が必要な症状を示す
というのが副作用の割合で、非常に少ないと言えますが、1000万人単位になると100人程が重症化する可能性が出てきますので、ワクチン接種には注意が必用です。


またインフルエンザワクチンは卵を使って作られますので卵のアレルギーがある場合には、ショック症状が出る可能性があり、そのような人はワクチン接種は避けるべきです。



不活化ワクチンか生ワクチンか



現在、日本で承認されているのは、ウイルスの感染力を失わせた
不活化ワクチン
が使われていますが、最近では
生ワクチン
を接種できるクリニックを見る事があります。


インフルエンザウイルスは鼻に入ってきて増殖しますので、あらかじめ弱毒の生ウイルスを鼻にかけて免疫を上げておくというのが、インフルエンザ生ワクチンの考え方で、この方法はアメリカでは承認されていますが、日本ではまだ承認されておらず、もしインフルエンザの生ワクチンで副作用が出た場合には公的な保健での治療が出来ない事になります。


またインフルエンザ生ワクチンは
  • 2歳未満
  • 50歳以上
の人には使えないとされています。



インフルエンザ治療の新薬



日本では、抗インフルエンザウイルス薬が良く使われていますが、新薬の
ゾフルーザ
という商品名の薬が登場してきました。


いままでの抗インフルエンザウイルス薬は細胞で増えたウイルスが外に出るのを抑える働きがあるのですが、新薬のゾフルーザは細胞の中での増殖を抑えるという、一歩進んだ効き目を示し、治療の選択肢が増えるというメリットをもたらしています。


また、いままで使われてきたタミフルという治療薬では毎日5日間の服用が必用でしたが、ゾフルーザは1回の服用で良いというものです。


メリットの多い新薬ですが、薬の副作用を考えた場合タミフルでは途中で服用を止めれば副作用も無くなりますが、ゾフルーザは1回だけなので、副作用にはより注意が必用になってきます。



肺炎球菌予防も大切です



高齢者がインフルエンザに感染すると重症化しやすく、さらに肺炎球菌の感染リスクも高まり、時には命を落とす事もあります。


インフルエンザ時期にはインフルエンザの予防と合わせて
65歳以上の人は肺炎球菌ワクチンの定期接種
を受ける事ができますので、ぜひ受ける様にしておきましょう。
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