結核について

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結核は肺結核だけではない?



結核は昔からあり最も有名なのは
肺結核
があり、これは肺が結核菌に侵されてしまう病気ですが、結核は
  • 肝臓
  • 皮膚
などにも感染します。



肺結核は風邪と症状が似ているので初期の頃には判別は難しいのですが
  • 微熱が1か月以上続く
  • 咳が長引く
  • 倦怠感
など慢性的な症状がある場合には
  • レントゲン
  • 血液検査
  • 痰の検査
  • 胃液の検査
など結核の検査をすることが必用です。



こうして結核に感染する



結核の感染で一番多いのが
空気感染
で、肺結核患者と同じ部屋に数時間いると感染の可能性が高まりますが、外で行き交う程度では、ほぼ感染することはありません。


昔に比べて結核になる人の数は減っていますが、先進国の中で
日本は結核の罹患率が高い
といわれており、人口10万人あたり10人でこれは欧米の5〜10倍となっています。


結核は誰でも感染し、健康な状態では結核菌と共存出来ていますが、高齢になるなど
免疫力の低下
があると発病のきっかけになり、患者数の増加は高齢化社会の反映と言えます。


また最近懸念される事は、結核の蔓延している国からの人の行き来が国内に感染を広げるというもので、この点にも注意が必用です。



子供の結核



子供が結核になると
  • 肺結核
  • 脳の結核
  • 全身性の結核
などに重症化することになり、日本では生後6か月頃に
BCG接種
で感染予防を行っています。


BCGの効果は大人の前くらいまで続き、それ以降では
  • 健診
  • いち早く見つける
など結核の発病に注意をしてゆきます。



結核の治療法



以前は結核は不治の病と言われていましたが、現在では非常によく効く薬があり、きちんと治療すれば治す事ができます。


結核の治療より大切なのは
定期的な健診
疑わしい時にはすぐに病院に行く
事があります。


日本ではあまり問題になっていませんが世界では、薬が効きにくい結核菌の
多剤耐性菌
が問題になっており、それに対応した新薬も登場してきています。


もし結核菌が多剤耐性菌だった場合は、薬を切り替える必用があるのですが、それ以前にできるだけ早く診察を受ける事が大切なのです。


結核の治療では、必ず薬をきちんと飲む事が必用で、いい加減な服用や途中で止めてしまうなどがあると、菌が耐性を持ってしまい自分が治らないばかりか、薬の効かない厄介な結核菌の感染を広げる原因にもなりますので
治療中には保健所から経過を聞かれる
事になりますので、しっかりと治療してゆきましょう。
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