ポリープが見つかったら

ポリープが見つかったら

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ポリープが見つかった!



大腸の中で一番上層にある粘膜にイボの様な物ができるのがポリープで、大腸内視鏡検査で見つかる事があります。


ポリープの中には
  • すでにガンになっている物
  • ガンになる可能性のある腺腫
  • ガンではない物
など様々なタイプがあり
  • 5ミリ以下ではガンの可能性は1%未満
  • 1センチ以上は20〜30%がガンの可能性あり
などの特徴があります。


ポリープの中で、将来ガンになる可能性のある腺腫は、内視鏡検査の段階で取り除く事で大腸がんを予防できると考えられています。


すでにガン化しているポリープは、見た目も悪くなっておりその様なポリープは発見が容易で、現在画像診断だけで9割以上の診断が付きますが確実な診断のためには組織の病理検査をすることになります



ポリープ切除!



大腸内視鏡検査で5ミリ以下のポリープはそのままで経過観察になりますが、小さくても見た目からガンが疑わしい場合には切除することになります。


ポリープが5ミリ以上になると、ガンになる可能性が大きくなってきますので、切除する必要性があり、さらに1センチ以上では必ず切除するようになります。


ポリープを切除するのも内視鏡で行い、ポリープの根本を金属の輪で締め上げ電流で焼き切る方法が用いられ、施術が正常なら痛みを感じる事もなく、日帰りで手術を受けることも可能です。


2センチを超えるポリープがある場合には、内視鏡を使いポリープとその周辺をそぎ取る
ESD(粘膜切開剥離法)
という手術を行い、この治療は入院が必要で手術時間は30分から3時間程度になります。



ポリープを取ったのにガン発見!



大腸の表面にガンがとどまっていた場合には、内視鏡手術でガンを取り切れば大丈夫なのですが、もし深い層までガンが広がっていた場合には内視鏡だけではガンは取り切れない事になります。


このように表面より深い部分までできたガンは、周囲のリンパ節にまで広がっている可能性があり
広がったガンが粘膜下層のにある場合1/10の確率で転移
という状態ですので、外科手術でリンパ節まで切除する必要性が出てきます。


また、一度大腸がんができた人で再発する人は
1/10〜1/20
という確率ですので、その後の定期検診は欠かせません。
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