なぜそうなる?何が起きている!?

なぜそうなる?何が起きている!?

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なぜヒザが変形してしまう?



変形性膝関節症は加齢や使いすぎでなってしまうのですが、最大の原因は加齢によるものです。

膝関節の最も傷みやすい場所が関節軟骨で、例えるなら車のタイヤを長期間使ったり、急ブレーキや急発進、重い荷物を運ぶなどしているとゴムは自然に減ってゆくのによく似ています。

同じように関節軟骨に負担がかかると

  • 一部だけがすり減る
  • 全体が除々にすり減る


などが起こり、これこそが変形性膝関節症なのです。


他にも変形性膝関節症になる原因として

  • 体重が重くヒザに負担をかける
  • 運動不足でヒザ周辺の筋肉(特にモモの前の大腿四頭筋や後ろのハムストリング筋)が弱い


などの状態が続くとヒザが不安定になり【すり減】ることにつながります。



肥満を知ろう



自分が肥満状態にあるのかを知るのは、おなじみの「BMI」を計算すればわかります。

計算方法は

体重(キログラム)÷ 身長(メートル)÷ 身長(メートル)

という式で、身長160センチ体重50キロの人では

50÷1.6÷1.6=19.53

となります。

日本人ではBMIが18.5以上〜25未満を正常としていますので、この場合は正常な体重であることがわかります。


自分のBMIを計算してみて、25以上であれば肥満という結果になりヒザへの負担が増加しますので注意が必要です。



スポーツ障害や事故の障害



膝関節を痛めるもう一つの原因に怪我やスポーツによるものがあります。


ラグビーなどの激しいスポーツでは【半月板損傷】【靭帯損傷】がヒザに起こる障害です。


半月板は上下の膝関節の間にあり

  • 関節の動きをスムーズにする
  • クッションの役目
  • 関節軟骨を保護する

などの役割があり、怪我や激しい運動で損傷を起こすとグラグラになって局所的に関節軟骨に負担をかけ関節がすり減る原因になります。



靭帯損傷前十字靭帯損傷などはジャンプや激しいスポーツで起こり、ヒザが前後にグラグラして安定せず、その結果ヒザがすり減ってしまう原因になります。


また怪我や交通事故などで骨折すると、その後の治療でうまく骨が付けば良いのですがズレてしまうと関節にかかる荷重のポイントが変わってきます。

荷重のポイントが内側になると内側のヒザ軟骨が減り、外側に荷重のポイントが移動すると外側の軟骨が減って、膝関節の変形が起こってきます。



ヒザの化膿でも起こるヒザの変形



関節の化膿は発生頻度は少ないものですが、もし関節が化膿すればとても激しく関節軟骨を蝕んでゆきます。


関節軟骨は血管が無いために非常に弱い組織で、もし化膿して軟骨細胞が破壊されれば生き返ることは無く、更に進行すると骨組織まで破壊されて行き、変形性膝関節症になってしまいます。



診断のつけかた



外来ではまず問診を行います。

  • いつから痛いのか
  • どのようなときに痛むのか
  • 寝ている時でも痛みがあるのか
  • 歩く時の痛みの程度
  • 階段の昇り降りはどのようにしているのか

などを患者さんから聞き取り、次に診察では

  • 膝の腫れ
  • 熱を持っているか(どの位の熱があるか)
  • 痛みの場所
  • 動かせる範囲
  • ヒザのグラつき
などを診ます。


問診と診察で、ヒザのどの場所や部位が傷んでいるのか見当をつけ『レントゲン撮影』をして骨の状況も見てゆきます。

ヒザがグラグラする時には、靭帯損傷や半月板損傷も考えられますので『MRI検査』も行い変形性膝関節症の診断を行ってゆきます。


変形性膝関節症は多くの人に見られる病気ですが、他の病気の可能性もあります。


ヒザの痛みがあるときには、早めに専門医に診てもらい適切な治療を受けていただきたいと思います。
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変形性膝関節症という病気を知らなくても、ヒザの痛みで苦しんだり悩んでいる人は多いのではないでしょうか。特に女性でヒザの痛みが多いので変形性膝関節症を知っておくことが病気の予防と治療には役立ちます。
03 変形性膝関節症の治療法について
変形性膝関節症は自分で治療することができます。そのためには正しい診断に基づく治療の処方箋が必要で、自己流でやみくもにやるとかえって・・・
04 運動1-自宅で出来る運動療法
変形性膝関節症やヒザの痛みがあっても、ここで述べるストレッチや筋トレで、痛み止めの薬も治療も必要がなくなるまでに回復できます。
05 運動2-屋内やジムで行う運動療法
自宅で行うヒザのセルフケアと屋外とジムで行う運動で・楽しく・継続的に取り組む事ができます。水中歩行などはとても有効な方法です