女性特有の症状について

女性特有の症状について

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尿が漏れる



女性の泌尿器のトラブルとして
腹圧性尿失禁
があり、これは軽度のものを含めると40歳以上の女性の3人に1人は経験しているといわれており
  • 咳やくしゃみ
  • 小走り
  • 階段の上り降り
  • 重い物を持ち上げる
などお腹に力がかかった時に少し尿が漏れ、出産や加齢によって
骨盤底筋
が緩むことが原因となり、閉経後に女性ホルモンの分泌が下がったり、お腹周りの脂肪が増えてくると起こりやすくなります。







尿失禁の治療法



腹圧性尿失禁の治療法として、尿道、肛門、膣を締める
骨盤底筋体操
が効果的で、3〜5秒骨盤底筋体操を1セット20回として、1日4〜5セット(合計80回から100回)を1〜3ヶ月継続すると、軽い腹圧性尿失禁の7割の人は治ると言われています。





骨盤底筋体操をきちんとやっても十分な効果が得られない時には手術があり、手術と言っても15〜20分程度で終わるもので、この手術を受けると完治します。


骨盤底筋が極端に弱くなると、膀胱や子宮、直腸などが下がる
骨盤臓器脱
という状態になり
  • 歩きにくい
  • 下着と擦れて痛い
  • 出血がある
などの自覚症状があり、この治療には下がってきた臓器を押さえる手術があります。



女性に多い膀胱炎



一般的に膀胱炎というと
細菌性膀胱炎
の事で、若い人でもなることが多く
  • 痛みがある
  • 頻尿
  • 血尿
などの自覚症状があります。


女性の尿道は男性に比べて短く、外からばい菌が入りやすい構造になっており、膀胱炎の8割は大腸菌によるもので、その原因として
性行為
があり、予防するには
  • 行為の前にシャワーを浴びる
  • 行為の後におしっこを出して尿道を洗う
事が大切です。


また排便した後に
前から後ろに拭く
事が重要で、後ろから前に拭くと尿道に大腸菌が入る原因となります。


女性は閉経後に膣や尿道の潤いが無くなり防御力も低下してくることで膀胱炎になりやすいので、その年代にも注意が必要です。


膀胱炎は水分を十分摂ることで自然に治りますが、繰り返す事もありますので抗生物質の服用がおすすめです。



間質性膀胱炎



細菌性膀胱炎の他に、間質性膀胱炎という病気があります。


これは膀胱の粘膜と筋肉の間が炎症を起こすもので、抗生物質を飲んでも治らない質の悪い病気で、原因はよくわかっていませんが免疫不全が考えられています。


間質性膀胱炎になると尿が溜まると痛みを感じ、排尿すると楽になるという症状がでて、何度もトイレに行くようになります。


治療のガイドラインとして、麻酔をかけた状態で、水圧で膀胱を元の大きさまで膨らませてやると、頻尿や痛みが和らぎ、1度で治る人や1年位で再発する人など様々ですが、尿が溜まって痛みを感じるときにはこの治療を受けることをおすすめします。
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