インフルエンザの予防

インフルエンザの予防

スポンサードリンク

ワクチン接種について



インフルエンザの予防でまず思い浮かぶのは
ワクチン接種
ですが、インフルエンザウイルスは少しずつ遺伝子を変異させてきますので、次の流行はどのタイプのウイルスなのか?毎年予測を立てそれに対応したワクチンを作ります。


今までは3つのタイプが入った『三価ワクチン』でしたが、今年から4つのタイプが入った『四価ワクチン』に入れ替わり、その内容は
  • A型は・H1N1・H3N2の2タイプ
  • B型は・山形型・ビクトリア型の2タイプ
の4つに対応できるワクチンになっています。


この背景にはB型の・山形型・ビクトリア型2つが混在して流行する事が世界各地で見られたことから、B型とちらのタイプでも対応できるようにという理由です。



流行予測が外れたら・・・



インフルエンザワクチンは流行するウイルスの型を予測して製造、接種しますが、もし予測が外れた場合ワクチン接種の効果は著しく弱くなります。


ただし、ワクチン接種した人の方がしない人に比べて
  • 熱の高さが低い
  • 熱の出る期間が短い
など、より症状が軽くなる効果があります。



ワクチン接種の弊害



インフルエンザワクチンは、免疫を作る成分だけを抽出していますのでワクチンでインフルエンザにかかることは絶対にありません。


ワクチン接種で異物が体の中に入ってくると、それに対応した免疫が作られますが、その時の反応として
  • 痛みや腫れ
  • 熱が出る
などの副作用が出ることは珍しくありません。


さらに、重症な副作用として
  • 急性脳症
  • ギランバレー症候群
などもわかっていますが、これらが発症するのは極めてまれで
100万人に2人
となっており、他のワクチンに比べても発症率は低くなっています。


あくまで統計上の話になりますが1000万人以上の人がインフルエンザにかかると数万人の死亡者が出ます。


対して、1000万人のワクチン接種で重篤な副作用は20人程度となり、インフルエンザワクチン接種に際しては、重篤な副作用とインフルエンザでの死亡数を天秤にかけて判断することになります。


他に、インフルエンザワクチンは卵を使って製造していますので、
卵アレルギー
のひどい人は医師に相談する事が必要です。



ワクチンはどれくらいで効く



インフルエンザワクチン接種をして免疫が作られるまでには個人差がありますが効果が出るには
2週間から4週間
とされていますので、流行が起こる12月の2〜4週前にワクチン接種が必要です。


[マスク]



他の予防法として
マスク
が一般的で、くしゃみなどに含まれた唾液飛沫の吸い込み防止に効果的ですし、発病した人がマスクをつけると、飛沫を防ぐ事ができるので積極的に使っていただきたいものです。


[ノロウイルス予防に!]



また
手洗い
も大切で、私達は思っている以上に手で口の周りを触っていて、手にウイルスが付いていると感染するリスクが高くなってしまいます。


冬はインフルエンザに限らずノロウイルスも流行しますので、外から帰った時にはしっかりと手洗いをする様にしましょう。
スポンサードリンク

02 インフルエンザの予防関連エントリー

01 インフルエンザとは何なのか
インフルエンザと風邪の違いと、感染した時に注意しなければならない人とは
03 インフルエンザの薬
インフルエンザの治療薬の効果と副作用、正しい使い方について
04 新型インフルエンザの脅威をどう考えるか
新型インフルエンザが流行した時の予防法と対策について
05 肺炎球菌とインフルエンザ
肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチン接種の効果と注意点