肺炎球菌とインフルエンザ

肺炎球菌とインフルエンザ

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肺炎球菌ワクチンとは



肺炎球菌は肺炎を引き起こす細菌で、100種類近くもあり
  • 子供に感染すると髄膜炎など
  • 高齢者に感染すると主に肺炎
を引き起こし、他にも【敗血症】【中耳炎】などの原因菌でもあります。

予防するためのワクチンは
  • 子供用の肺炎球菌ワクチン
  • 高齢者用肺炎球菌ワクチン
に分かれています。


テレビでは
肺炎球菌ワクチンの接種
のCMを見ることもありますが、これは高齢者を対象としたワクチンが主なものになります。


肺炎球菌に対しては長い間抗生物質で対処していましたので、最近までは肺炎球菌ワクチンの重要性に関心が持たれていませんでした。


しかし、抗生物質の効かない【耐性菌】が増えだした事や、発病してからの治療では間に合わない事もあり、ワクチンの有効性が注目され出しました。



肺炎球菌とインフルエンザ



肺炎球菌は、そこら中にいますのでワクチン接種による予防的措置は大切で、インフルエンザにかかってダメージを受けた状態では肺炎球菌も入りやすく、もし肺炎にかかってしまうとより重症になってしまいます。


インフルエンザワクチンの効果は7割程度、肺炎球菌ワクチンの方は5〜6割り程度となっていて、これら2つのワクチン接種により、相乗効果が現れて、どちらの病気にもかかりにくくなり、またより重症化する事を防げます。


インフルエンザワクチンは毎年の接種が必要ですが、肺炎球菌ワクチンの接種は1回だけで有効です。



ワクチン接種に関して



肺炎球菌ワクチンですが、公的補助が受けられるのは
65歳以上
となっていますが、現在65歳以上の人全てに行き渡るだけのワクチンは無く、今後5年間に分けて65歳から5歳きざみでワクチン接種をしてゆく予定になっています。


多くの種類がある肺炎球菌のうち高齢者の肺炎の原因になりやすい23種類の菌に有効性のある
23価ワクチン
というものが、高齢者に接種されているものです。


子供用の肺炎球菌ワクチンは、感染すると髄膜炎を起こしやすいことから0歳児の2〜3が月が接種の対象となり、定期接種なので基本的には無料です。



肺炎球菌ワクチンの相談先は
  • 保健所
  • 行政の感染症や予防接種の取り扱い課
などにお問い合わせください。



正しいインフルエンザの対処法



インフルエンザはそのまま何もしなくても自然治癒する病気ですので、過度な心配は要らないのですが、感染が広がると抵抗力の無い高齢者や幼児など重症者が増えることにもなります。


感染予防対策をしっかり行うことが自分や家族、社会全体を守ることにつながるのです。
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今年からインフルエンザワクチンがより効果のあるものに変わりました。ワクチンの副作用と感染予防について
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04 新型インフルエンザの脅威をどう考えるか
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