症状を和らげる薬

症状を和らげる薬

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病院で処方される薬



花粉症治療で病院で処方される薬として、くしゃみ鼻水に効果がある『抗ヒスタミン薬』があります。

現在処方される抗ヒスタミン薬は第二世代の薬で、眠気などの副作用は少ないタイプになっています。

さらに鼻づまりには『抗ロイコトリエン薬』が使われ、抗ヒスタミン薬と抗ロイコトリエン薬が花粉症の薬として主体的に処方されています。

他には点鼻薬として『鼻噴霧用ステロイド薬』があり、鼻に噴霧して鼻腔の炎症を取る目的で使われ、目の炎症を取る『点眼薬』もあります。

点眼薬にはステロイド点眼薬も使われることがありますが、ステロイド点眼薬は眼圧が高くなるので緑内障の危険があり、眼科医と相談して処方してもらわなければなりません。



ステロイドの副作用



ステロイドと聞くと、劇的な効果と副作用というイメージから心配する事も多いのですが、現在使われているステロイド薬は昔の物に比べて血液に入り込む割合が10分の1にまで低減され、その結果体への副作用も大きく減少しています。

体内に多くステロイドが入ってしまうと、本来体内で作られているステロイドが作られなくなり【副腎不全】や【糖尿病の悪化】【血圧の上昇】など全身症状の副作用がでてきます。

しかし、非常に体内に取り込まれにくいタイプのステロイド薬は局所で効果的に働き、医師の指導通り使えば99%安全な薬です。

どんな薬でもそうですが、使い方を間違えれば薬も毒になりますので、用法用量を守りきちんと使う事は基本中の基本なのです!



ステロイド注射



ステロイド注射治療として『ケナコルト』という筋肉注射があり、この薬は重症のアレルギーや関節痛などに使われます。

花粉症でステロイド注射を毎年使うような事があれば、注射した所の筋肉が陥没したり、生理不順、骨粗しょう症などの副作用もでてきますので、限定的な治療として使われる物だと考えておきましょう。



市販薬の効果は?



花粉症対策にお手軽な市販薬を使うという選択肢もありますが、市販薬を使う前に自分は何にアレルギーがあるのかを知っておく事が必要です。

この時期に鼻水や鼻づまりがあると、花粉症の可能性は大ですが別の病気の可能性も否定出来ません。

病気の原因が花粉症ではないのに花粉症の薬を使っても効果は無く時間とお金の無駄になってしまいます。

病院に行く時間が無い人でも、薬剤師のいる薬局で自分の症状を説明して薬を選んでもらうだけでも結果は大きく違ってきます。

薬局では、今まで病院で使われていた薬を手に入れる事ができる「スイッチOTC」と呼ばれる制度があり、風邪でもアレルギーでも効果のある薬と、アレルギーだけに効果がある薬の2種類を提示された場合には、ぜひ『アレルギーだけ』のタイプを選ぶようにして下さい。
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04 症状を和らげる薬関連エントリー

01 増える花粉症
花粉症患者の数を聞いてびっくりしました。昔はほぼなかった花粉症がなぜこんなにまでになったのか?そして、日本にも花粉避難地帯という地域が存在し、花粉症の時期には一時的にそちらに避難するツアーもあるほどで・・・花粉症から抜け出す生活法があります!
02 その症状!花粉症かもしれません
花粉症の季節に、くしゃみや目の痒みなどがあると花粉症かな?と思います。しかしそのような時でも花粉症と花粉症でない場合があり、その見極めのポイントを知っておく事は適切な治療を行う上でも大切です。
03 自分でできる対策
花粉症には治療とともに、花粉をなるべく体につけない、花粉を吸い込まないという根本を絶つことが有効です。具体的にできる自分にできる対策法あれこれ
05 根本的に治す治療法!
花粉症治療で一番の希望は根本的な治療です。果たしてそのような治療法があるのか!?あるとすればどのようにすれば花粉症の根治ができるのか!?そして待望の新薬の話も!