おまかせ医療を卒業できるか?

おまかせ医療を卒業できるか?

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医療崩壊を立て直すには?



例えば政治の失敗があると「政治が悪い」と言いますが、そもそもその政治家を選んだ国民の側にも責任があるはずで、医療も一部が破綻している現状を良くするためには、政治だけに法律や制度作りを任せておくだけではダメで、患者の側も医療をより良くする行動が必要なのです。

時代と共に社会情勢や病気の種類も変わってきており、昔は感染症や怪我など【急性の病気】が多かったのですが現在では【慢性の病気】が多くなってきています。

感染症や怪我などでは、その病気が治れば退院して病気についても知る事はありません。

しかし慢性病である糖尿病や高血圧などでは長期間通院しながら生活をしてゆかなければならず、患者側の生活改善も重要視されるべきものなのです。



医師や薬に頼らない!?




昔多かった感染症や怪我など急性疾患では、治療をして薬を飲めば治ってしまったので、患者としては病院に行きさえすれば「先生がきちんと治してくれる」というイメージがありました。

しかし、患者側の生活習慣に起因する糖尿病や高血圧などの病気の場合、病院に行きさえすれば感染症や怪我の様に完治するというものではありませんので、医師や薬に頼りすぎるというのは間違いなのです。



誤解する患者



風邪を引いた時などは「注射や点滴をすれば一日で治る」と思っている患者さんがいますが、そもそも風邪は薬で治る病気ではありません。

「病気になった時には薬を飲んで治す」というのはほとんどの人が思うことなのですが、患者自身の健康や免疫力を高め、患者自身で病気をコントロールして治癒させてゆくという事が大切な場面も多々あるのです。



細分化した医療の弊害から助かる方法



病院に行くと「内科」と名のつく診療科も色々あって、自分がどの診療科にかかれば良いのかも分からない場合があります。

病院に行くと複数の診療科にかかり、それぞれの科で薬が処方され驚くほどの薬を飲まなければならない事もあります。

薬の知識の無い患者にとって、同じ効果の薬が処方されていたり、飲み合わせの悪い薬が無いかなどは心配の種で、そういった時に判断してくれる「かかりつけ医」などを持つことは非常に大切なことなのです。

かかりつけ医と何でも相談できて、病気の治療方針について自分の考えや、共に治療方針を決めて行けるような信頼関係を日頃から作っておく事が必要です。



社会と共に変わる医療



昔は大量生産で人と同じ物を持っていれば安心できる時代でした。しかし現在は多様な価値観のある社会で、病気の治療や死生観も個人によって考え方は違っています。

このような環境で、今までのように医師だけが治療方針を決めてしまう医療では無理があり患者側が満足できる医療が求められてきます。

そのためには、医師と何でも言える仲になっておくことが必須で患者側も時間と手間をかけて自分に合う医師を見つける努力をしなければならない時代になってきているのです。

ではどのようにすれば良い先生と巡り会えるのでしょうか?
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