風疹の怖さと対策

風疹の怖さと対策

スポンサードリンク

今流行っている風疹の特徴



2013年の風疹の流行はここ数年では見られないほど大きな規模になっています。

特徴として風疹を発症しているのは20代から40代の男性を中心とした成人が全体の90%を占めているという事です。

現在感染者のピークは下がりつつありますが、通常【風疹】は春から夏にかけて流行することが多く、引き続き流行することが懸念されています。


風疹は子供の病気なのでは?



風疹といえば子供の病気というイメージがありますが、今回の様に成人が感染者の中心になっている原因には背景があります。

風疹を予防するためには『ワクチン』を接種する必要があるのですが20代から40代の男性で過去に風疹を発症していなかったり、ワクチンの接種をおこなっていない人が発症しているという現実があり、そのような人達に風疹が広がっています。



風疹に感染して最も恐ろしい事



成人が風疹に感染しても、発熱や発疹、リンパ節の腫れ程度の軽い症状で終わる場合が多いのですが、妊娠初期の妊婦が感染すると非常に高い確立でお腹の中の赤ちゃんの・耳・目・心臓に障害が出てしまいます。

妊婦さんの周りにいる大人が風疹のワクチンを接種して感染しないような対策を取れば赤ちゃんを守る事ができるのですが、父親になる世代の20代から40代の男性に感染が広がっていますので、妊婦さんにとっては非常に危惧する状態なのです。



風疹の症状



風邪気味で熱があって、赤いポツポツが出てくるという風疹の症状があっても素人には風疹かどうかは判断できず、経験を積んだ医師に診てもらう必要があります。

また風疹の症状が出ない感染もあり非常に厄介な病気です。

運悪く風疹に感染してしまった妊婦さんに聞いても「どこで感染したのか分からない」というのがほとんどという状況です。


こうして感染する



風疹は通常【飛沫感染】と言って、感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスによって感染しますので、距離的には1メートル程度の範囲で感染の確率が高くなります。

風疹のウイルスは感染症の中でも力が非常に強く、わずかなウイルスでも感染してしまう恐ろしい病気です。


妊婦さんを守るために



風疹から妊婦さんを守るには、周囲の人がワクチン接種をして風疹にかからない対策を取る事が何よりも重要です。

さらに、20代から40代の男性が中心となって感染を広げていますので、その年代の方は自分が感染源にならないためにもワクチン接種をする必要があります。

風疹のワクチン接種は通常1万円程します。

いくつかの自治体では風疹ワクチン接種の助成を行なっており、自分の自治体の情報も活用しながら、これから生まれてくる子供のためにワクチンを接種していただきたいと思います。
スポンサードリンク

01 風疹の怖さと対策関連エントリー

02 ワクチンの効果
ウイルスによる感染症にはワクチン接種が有効ですが、果たしてどれくらい効果があるものなのでしょうか?
03 感染を防ぐ生活習慣
正しい感染予防法を身に付けましょう!感染予防にマスクやうがい薬の効果はあるのか?
04 医療機関を受診する前に
たかが風邪と侮っていると大変な事になる?のか、風邪は放っておいても大丈夫なのか?風邪と違ってインフルエンザはどうするの?
05 インフルエンザの大流行は来るのか!?
前回のように新型インフルエンザの世界的な大流行、パンデミックが起こる可能性は?