感染を防ぐ生活習慣

感染を防ぐ生活習慣

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こうして感染は広がって行きます



ウイルスや細菌などの感染には大きく分けて3つのタイプがあります

1)空気感染
 はしかや結核、水疱瘡など空気中に浮遊している細菌やウイルスを吸い込む事によって感染します。

2)飛沫感染
 咳やくしゃみ、唾液などが周囲に飛び散ることで感染を広げ、風邪などは飛沫感染の代表的な病気です。

3)接触感染
 ノロウイルスや下痢を起こした細菌などが手に付き、それが口などから入って感染を起こします。

いずれのタイプの感染も基本的に手洗いで予防効果を上げることができます。

便の中には何億というウイルスが存在するのですが、ノロウイルスは10個や20個という単位で感染してしまいますので、十分な手洗いなどの感染予防を怠ると医師でも簡単に感染してしまいます。



感染を防ぐ正しい手洗いとは?



石鹸をつけて手を洗う普段の手洗いでは【洗い残し】があり完全ではありません。

きちんと手を洗うには

・手のひらと手の裏を洗う

・指の先(爪の先)を反対の手のひらにこすりつける様に洗う

・親指を洗う

・指と指の間を洗う

・手首もしっかり洗う

・流水で石鹸をきれいに洗い流す

・新しいタオルやペーパータオルで拭く

せっかく丁寧に手を洗っても、他の人が使ったタオルで手を拭くとそこから感染してしまう可能性がありますので、手洗いは最後の仕上げまで気を抜かずに行なって下さい。

しっかりした手洗いは最低30秒はかかりますが、感染して具合が悪くなる事を考えれば大した時間ではありませんので、普段から習慣化しておく事が大切です。



うがいとマスクの効果



うがいやマスクの感染予防は海外ではあまり行われていません。

うがい薬の成分には、喉の粘膜を荒らしてかえって感染のリスクが高くなってしまうというデータもあります。

海外でのマスクの使用は、症状のある人が感染を広げない為に着用するという使い方が普通で、日本のように感染を防ぐ目的で使うという感覚はありません。

しかし、満員電車の中で近くの人の咳やくしゃみの飛沫を吸い込まない為など一定の効果は期待出来ます。

マスクの基本的な使い方は「他の人にうつさない」ということを目的に使い、感染予防に過度な期待を持たない方が良いと思います。
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