結核の予防

結核の予防

スポンサードリンク

気を付けたい事



現在の高齢者の半数以上はどこかで結核に感染していて発病のリスクを抱えています。

免疫力が低下してしまうと結核になる可能性が高まりますので、そうならないように日頃から健康管理をきちんとしておかなければなりません。

健康管理の基本は、規則正しい生活に加え、睡眠や栄養、食事や運動などで、健康維持に努力を計ることは結核や他の病気の予防にもつながります。

高齢者は、あっさりした食事が中心になってタンパク質が不足します。

また寒くても、我慢して無理をしたりすることが続くと免疫力が低下してきます。

他にも喫煙なども肺に負担をかけて結核の感染や発病に拍車がかかってしまいます。



結核の予防には



結核は空気感染しますので、常に予防することは難いことです。

都会の人ごみや、狭い空間に多くの人が居る環境にいなければならない場合などでは感染しやすくなりますし、病院などに行く場合にも感染予防を考えておく必要があります。

もし結核患者の見舞いに行く場合には「N95」というマスクをしていると空気感染を予防することができます。

周囲に結核を発病した人がいたり、ひょっとしたら自分が結核にかかったと思う場合には血液検査で結核かどうか知ることができます。

検査で結核に感染していると分かったときには、たとえ発病していなくても、発病させないための予防的措置として薬を半年程度飲んで、結核菌を体内から排除するように治療してゆきます。



このような人は注意



結核を発症するリスクの高い人はそのことを知っておくことが、発症と感染拡大防止には大切です。

昔結核を患っていた経験のある人や、昔結核を発症して自然に治った人など結核菌が体内にある人は注意してください。

また、糖尿病やじん肺、胃の切除をしている、腎臓病や透析をしている、ガンやリウマチにかかったなどの人も結核にかかりやすいので注意が必要です。

結核にかかった経験や持病がある人は、普段から免疫力を維持し低下しないような生活習慣を心がけることと共に、定期的に検診をして病気の早期発見、早期治療を心がけるようにしてください。

結核リスクの高い人が、結核をこじらせると治療が非常に困難になり感染を広げてしまうことになりかねません。



自分の身は自分で守る



少しでもおかしいな?とおもったら、病院に行くことが大切です。


最近では医師が結核を疑うことをしないで見過ごす事もありますので、念のために結核の検査もしてもらうように、こちら側から申し出るようにしてください。

実際に、色々な病院に行っても結核とわからずそのままにしておいて、10ヶ月も経ってから結核と分かった例もあります。

糖尿病や腎臓病、飲酒や喫煙、副腎皮質ホルモンなど免疫力を下げる薬を服用している人など、そして免疫力が落ちてきている高齢者などは、健康になるように生活習慣を改善しましょう。

※長引く咳は赤信号

※高齢者は軽い症状でも要注意

※定期健診を忘れずに

結核も他の病気と同じ様に、早期発見早期治療が功を奏します。
スポンサードリンク

05 結核の予防関連エントリー

01 結核は現代の病気
日本では現在でも結核は流行しています。なぜ結核は流行するのでしょうか?
02 高齢者の結核について
高齢者の結核発症の特徴と注意点について
03 結核の診断と治療
咳と微熱が続く様な時は結核かな?と思うことも大切です。結核の診断と治療はこのように行われます。
04 新しい結核菌
結核も抗生物質が効かない多剤耐性菌が出てきています。さらにほとんどの薬が効かない超多剤耐性結核になると治療はさらに困難になってきます。