歯を失ったら

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あなたの歯は何本?



大人の歯は親知らずを入れると32本の歯がありますが、最近では親知らずが生えていない人や抜く人が多いことから
歯の数は28本
というのが一般的な数です。


昔は高齢になると歯が1本もなくなり総入れ歯の人が多くいましたが、現在ではたとえ高齢者でも歯が残っている人が増えています。


厚生労働省が5年ごとに行っている平成28年の歯科疾患実態調査では
80歳で20本以上歯がある人は全体の約50%
となっており、その5年前では40%でした。


高齢者の歯が残っているのは
  • 治療技術の進歩
  • 歯磨き剤や歯ブラシの普及
がその要因と考えられます。



歯が抜けた!その後の治療



もし歯が抜けてしまい、そのまま放置していれば両側の歯が隙間に倒れこんで来て、
  • かみ合わせが悪くなる
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 発音が悪くなる
  • 何を食べてもおいしくない
などの悪影響が表れてきます。


抜けた歯の根元が残っていない場合は
  • 部分入れ歯
  • ブリッジ
  • インプラント
などの治療があります。


ブリッジ
ブリッジは失った1本の歯の両側に被せ物をして、それを支えとして歯を入れる治療で、一度作ればそのままずっと装着します。ブリッジは保険治療ですが素材をセラミックにすると自由診療扱いになります。


部分入れ歯
歯を2本、3本と失った場合やブリッジで固定できない場合には部分入れ歯となり、残っている歯に金属を使って固定するもので、毎日取り外して洗浄する必要があります。


インプラント
インプラントはあごの骨に人工の歯の根を埋め込み、その上に被せ物をする方法で、安定感がありしっかり噛む事もできるものですが、治療ができる条件として
  • 全身の状態
  • 高血圧
  • 脳血管障害
  • 糖尿病
  • 骨粗しょう症
などをよく考慮する必要があり、あごの骨の血管や神経を傷つけるリスクもありますので、事前にしっかり検査して可能かどうかを見極めることがとても大切です。


インプラントは、自分の歯と比べて、歯ぐきとの密着があまりよくないので
炎症を起こしやすい
という欠陥があり、口のケアや定期健診は欠かせないものとなります。



歯の根が残っていれば・・・



歯が抜けずにグラグラしている場合、すでに抜ける一歩前なら抜くしかありません。

しかし、進行した虫歯などで、歯の根がしっかり残っている場合には差し歯で歯を作ることができます。


差し歯は歯の根に心棒を立てて、その上に歯の形をした被せ物を被せる治療で保険が使えるものと、そうでない物があります。


保険適用の差し歯は裏側が金属で表側がレジンという材質でできており、昔に比べると自然な見た目にできるようになっており、さらに美しさや強度などを求める場合には保険適用外の差し歯にすることもできます。
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