走り始める前に

走り始める前に

スポンサードリンク

全く運動していない人へ



短い時間で効率的に健康に良いランニングですが、今まで全く運動習慣がない人がいきなりランニングをするのは危険です。

走る前に、ストレッチや筋トレなども大切ですが一番気をつけて欲しいのは『心臓』で、中高年の運動中の死亡事故には心筋梗塞があげられます。

いままで運動習慣のない人が、急な運動で心臓に高い負荷がかかった場合に心筋梗塞が起こります。

逆に、ランニングなどの高い負荷の運動習慣のある人では、太っている人や糖尿病があっても心筋梗塞の発症リスクは下がってくることがわかっています。

これから運動をはじめる時は、しっかりとメディカルチェックを受けて、中強度の運動から徐々に体を慣らしてゆく事が大切です。



4つのチェック項目



ランニングをする上で注意するべき点は

・自覚症状

高い負荷時に心配される心筋梗塞には、前触れとして狭心症を発症することがあり、狭心症になると運動負荷により胸に痛みを感じます。

また、安静時に胸に痛みを感じる場合も要注意ですので、運動をはじめる前に必ず病院で診断を受けるようにしてください。


・持病などがある場合

高血圧や高コレステロール、心筋梗塞や脳卒中を起こしたり、血管が傷むような病気やすでに傷んでいる場合には、主治医に相談する必要があります。また喫煙者や65歳以上の高齢者も同じです。


・血圧の高い人

運動により更に血圧が高くなりますので、血圧をコントロールする薬を飲んでから運動をはじめるようにします。血圧の目安は上が160以上、下が100以上の人が対象になります。


・糖尿病

糖尿病があると狭心症があっても胸が痛くなるという自覚症状がありません。運動をはじめる前は必ず主治医に相談してから行う必要があります。



ウォーキングからランニングへ



病気に気をつけながら、より負荷の高いランニングへの移行は人それぞれ違ってきます。

一つの目安として、無理なく早足で30分歩くことができるようになったらウォーキング中に少し走ってみます。

ウォーキングとランニングの比率をだんだんランニングが多くなるようにしてゆきます。

若い人なら数ヶ月を目標にやれば良いのですが、高齢者の場合はゆっくりとペースを上げて1年から2年程度を目安にランニングに移行していただければと思います。

途中で不調が出てくる場合は無理をせず、自分の体の声を聞きながら続けていただきたいと思います。
スポンサードリンク

02 走り始める前に関連エントリー

01 ランニングの効用
効率的に健康維持するにはどのような運動が適しているのでしょうか?ウォーキングとランニングの健康に与える影響と、内臓脂肪やメタボの予防にランニングがどれくらい効果があるのか?
03 怪我への対処法
ランニング中に起こる怪我への対処法あれこれ。特にアイシングのやり方は必見ですよ!
04 適切な水分補給
ランニング中の水分補給がうまくいかないと、脱水症状や筋肉の痙攣など運動障害にもなってしまいます。普段の生活から気をつける事や女性がランニングを行う際の注意点など
05 食事の注意点
マラソン大会に出る前の食事や、普段から運動する場合の栄養の摂り方の方法など