体内時計の乱れと病気の関係

体内時計の乱れと病気の関係

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こんな病気になります



体内時計の乱れが起こることで起こる一番多い病気は【不眠症】で原因はいろいろあります。


夜にはメラトニンが分泌され、メラトニンには体中の細胞に「夜です」という事を知らせ、リズムを整える働きがあります。


メラトニンも時計遺伝子の管理下にあり、体内時計が乱れると不眠を訴える人が多く出てきます。


さらに体内時計の乱れで【高血圧】をはじめ【糖尿病】【メタボ】などの生活習慣病の発症リスクが増し、これらは不眠より怖い病気ですので注意が必要です。



なぜ体内時計の乱れで高血圧になる?




人間は食塩の摂り過ぎで高血圧になるというのはよく知られていますが、マウスはいくら食塩を与えても高血圧になりません。


しかし、体内時計を壊したマウスに食塩を与えると“あっという間”に高血圧になり、体内時計の不調をきたしている人でも同じようになる事がわかっていて、現在そのメカニズムは研究中です。



ガンにもなりやすくなる!



三交代などのシフトワーカーには【乳がん】が多いという統計上のデータがあり、他にも【前立腺がん】も体内時計の乱れが原因になっていることが多いと言われています。


体内では発がん物質を抑える働きがありますが、この働きも体内時計によって管理されています。


大元の体内時計が狂ってしまうと、ガンを抑制する力も弱くなりガンの発生リスクが増すと考えられています。



メタボも体内時計の乱れから



体内時計の指示に従わないと脂肪を貯めやすくなります。


栄養もきちんとした時間に摂ることで正しく使われ、体内時計によって栄養のコントロールがなされているのです。


肝臓では摂った栄養を昼間だったら活動するためのエネルギーに変換して蓄積することはありませんが、夜になると活動していないと判断して貯めこむ様に働きます。


体内時計が乱れると、昼間摂った栄養を溜め込んでしまい脂肪が蓄積し、生活習慣病にもなりやすい体質となります。
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03 体内時計の乱れと病気の関係関連エントリー

01 体内時計とはなにか?
体内時計の事がわかっていると、時差ボケや睡眠障害などの解消に役立ちます。そもそも体内時計とはどういうものか?を知ります
02 何が体内時計を乱すのか!?
時差などで体調を崩すことや、不眠なども体内時計の不調が原因です。
04 体内時計を整える薬の開発!
時差ボケや不眠症など体内時計の乱れを引き起こすのは脳の体内時計が変化した環境に適応できない事が原因です。今回、時差ボケなどの根本治療につながる新たな発見がありました。やがて時差ボケを解消する新薬の登場も期待されています。
05 体内時計を乱さないためには
体内時計の不調による時差ボケや不眠症の新薬はまだ先の話ですが、体内時計を乱さない様にするコツはあります。そのコツとは・・・