朝ごはんのススメ

朝ごはんのススメ

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朝食と脳のパフォーマンス



朝食を食べないと様々な悪いことが起こってきます。


パン屋ご飯などの主食は脳の神経細胞のエネルギーとして必須で、脳のエネルギーは「ブドウ糖」しか使うことができず、そのためにも主食は大切なものなのです。

また、学習や経験によって脳の神経回路網が出来上がってゆくのですが、この時に脳神経細胞のシナプスが増えてゆく過程ですべての栄養素が必要になります。

このような事から、午前中の勉強や仕事のパフォーマンスを上げるためには
主食+主菜+副菜
がきちんとした朝ごはんが必須になるのです。


食後すぐに血糖値は上昇し、脳へのエネルギーはすぐに補充されます、さらに30分後くらいから脳のシナプスを作る栄養素も補給され、様々な能力が全力に出せる状態になってきます。



朝食抜きの生活を送ると・・・



朝ごはんを食べないと良い事は一つもありません。

実際の子供のデータでは朝食を食べないと
  • 学力が低い
  • 体力も低い
事が明確にわかっています。さらに!大人になってから
  • 大学入試もうまくいかない
  • 就職もうまくいかない
  • 年収も低くなる
ということまでわかっています。

これらは
「後ろ向きコホート調査」
というやりかたで、現在の大人の状態から過去にさかのぼって調べた事で明らかになってきたものです。



頭に効く朝食メニュー



疲れたら甘いものを食べると良い。という事をよく聞きます。

しかし、人間の脳は主食だけ食べていても十分に働かないという事が脳科学や心理学の研究で証明されました。


大学生を対象にした調査では
  • 完全栄養の流動食を朝食に食べた時
  • 砂糖水だけを朝食に採った時
で脳の活動をMRIで調べた結果、完全栄養の流動食の方が明らかに脳の働きが良い事が認められました。


他にも
  • 朝食に主食だけの時
  • 朝食におかずまで食べた時
を比較すると、能力に2割ほど差がつくこともわかっています。


また、朝食に主食だけしか食べない時では、何も食べない時とあまり変わらず、脳にとっては、朝食を食べないに等しい事になります。


なぜ主食だけではダメなのかというと、私達の体の細胞が摂取したブドウ糖を上手に使うためには、
  • ビタミンB1
  • 必須アミノ酸(リジン)
などの栄養素が必要となり、これらの栄養素は食事ごとに摂る必要があります。




昔から
バランスの良い食事
というのは、脳の活動にとって非常に大切な事なのです。

朝食抜きとか、朝食はご飯やパンだけという生活環境では、現在も未来にも様々なリスクを負ってしまうことになるのです。
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