橋本病とはどんな病気?

橋本病とはどんな病気?

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橋本病はこんな病気です



橋本病は甲状腺に慢性的な炎症があり、甲状腺ホルモンの分泌が減少してしまう病気です。


成人の20人から30人に一人の割合で発病しており決して珍しい病気ではありません。


甲状腺ホルモンが少なくなる病気を
甲状腺機能低下症
と言い、そのうちの9割が橋本病になります。



橋本病の原因とメカニズム



橋本病になる原因は不明なのですが、自己免疫性疾患の一つで
リンパ球が甲状腺組織を攻撃してしまう
事によって起こります。


リンパ球の攻撃によって甲状腺組織が減ってゆき、徐々に甲状腺の機能が低下してしまうのです。


甲状腺ホルモンの分泌が少なくなると、脳から分泌される
甲状腺刺激ホルモン(TSH)
が過剰に分泌されている場合には
痛みも無く甲状腺が腫れる
という症状が現れます。

さらに病気が進行してゆくと
甲状腺は小さく萎縮してゆく
コトが多く見られます。



こんな症状が出てきます。



甲状腺ホルモンは体の新陳代謝を促す重要なホルモンですので、分泌が少なくなると
  • うつ病
  • 更年期障害
  • の様な
  • 気力がない
  • 体がだるく重い
  • という、体のスイッチがOFFになったような症状が現れます。


    心臓へ影響がでると
    • 徐脈(脈がゆっくりになる)


    腸に影響が出ると
    • 便秘


    代謝に影響が出ると、熱を作りにくくなることから
    • 寒がりになる
    • 体重が増えてしまう
    • 体が重い
    • 動くことが大変になる


    精神への影響は
    • 無気力
    • 抑うつ


    ほかにも
    • 皮膚の乾燥
    • 顔や手足のむくみ
    • 声のかすれ
    • 抜け毛
    • 無月経


    など多岐にわたる症状が現れてきます。


    これらの症状はうつ病や更年期障害と同じ症状ですので、症状だけでは診断が難しく、詳しい検査が必要になってきます。



    橋本病の診断について



    橋本病の診断には
    血液検査
    がとても重要です。

    検査によって
    • 甲状腺ホルモン濃度の低下
    • 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の上昇
    • 抗サイログロブリン抗体の上昇
    • 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体の上昇
    が認められれば、甲状腺に異常があることが確認できます。



    橋本病の自己診断



    外来では受診のきっかけ上位4位は
    1. 手足のむくみが引かない(浮腫)
    2. 体が重い、だるい
    3. 髪の毛が抜ける
    4. 声がかすれる

    があり、ほかにも無症状で
    • コレステロール値が高い
    • 筋肉の酵素が高い
    など血液検査の異常から橋本病が発見されることもあります。


    今ではインターネットを使うと症状から病気を検索出来る様になり
    • 体がだるく重い
    • 気力が出ない
    • むくむ
    などの自覚症状があるときは、甲状腺機能障害を自ら疑い受診する患者さんも多くなってきていますが、甲状腺機能障害以外の原因もあります


    いずれにせよ血液検査と超音波検査という体に負担の少ない検査で診断が可能ですので
    • 体がだるく重い
    • 気力が出ない
    • むくむ
    という自覚症状があったら、まず甲状腺疾患の有無を確認することが良いと思います。
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