人生ラスト10年問題

人生ラスト10年問題

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健康寿命を伸ばす



ウォーキングの重要性を知るには人生ラスト10年問題はとても重要なものです。


WHO(世界保健機関)では生活の質を重視する考え方に基づいて2000年に

健康寿命

という概念を発表しました。


健康寿命は平均余命から寝たきりなど自立した生活ができない期間を差し引いたもので
※何歳まで自分のことは自分でできる生活が送れるか!
という指標になります。


例えば80歳まで生きたとして、介護に3年、入院に3年を要した場合には健康寿命は74歳となります。


数字上の平均寿命が伸びても、QOL(生活の質)が低ければ充実した人生とはいえず、平均寿命よりも健康寿命を伸ばす事の方に注目は集まっています。



日本の健康寿命



厚生労働省が2010年(平成22年)に発表した健康寿命は

男性が70.42歳
女性が73.62歳

となっていて、平均寿命と比較すると

男性がおよそ9年
女性がおよそ12年

短くなっていて、医療や介護など自立した人生を送れない期間となっており、女性の方が男性よりも3年も長くなっているのは、女性の方が【骨粗しょう症】や【認知症】にかかりやすいのが原因の一つとして考えられています。


平均寿命はマスコミなどでよく目にしますが、このような統計が出るまでは医療関係者でさえ現実を把握することはありませんでした。

人生ラスト10年もの長い期間医療や介護が必要となり、本人や家族にも重い負担となっているのが実情なのです。



人生ラスト10年問題に取り組む




人生ラスト10年問題には3つの節目があり

1)歩けなくなる
2)食べられなくなる
3)認知症になる

事があげられ多くの患者さんを見ていると・歩けなくなる・食べられなくなるという順をおって認知症になる人が多くいます。


この3つの節目対策に考えだしたのが

ウォーキング

なのです。



ウォーキングは健康寿命を伸ばし自分も家族も幸せ!



全人の筋肉の7割を占めるのが下半身の筋肉で、ウォーキングをすることで下半身の筋力維持に役立ち、日々のウォーキング習慣が全身の筋力を減らさない事にも役立ちます。


また、食べたり飲んだりするのは舌の筋肉が必要で、舌の筋肉は腕の筋肉量に左右されることがわかってきました。


骨格筋の量が減ると、舌の筋肉量も減ってくることが科学的な検証でわかっており、ウォーキングなどの運動を心がけることにより骨格筋の量も減らさずに済んで、結局飲み込みなどの機能維持にも役立つのです。


ウォーキングで歩き続ける事は、食べ続ける事にもつながり、認知症にも有効なことがわかっています。
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