メディカル・ウォーキング スタイル その1 エビデンス・ベースド・メディスン

メディカル・ウォーキング スタイル その1 エビデンス・ベースド・メディスン

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メディカルウォーキングのスタイルとは



多くの人に長くウォーキングを続けてもらうため、医学的にウォーキングを考えると3つのスタイル行き着き

1)エビデンスベースとウォーキング
2)スタイリッシュ・ウォーキング
3)ハッピー・ウォーキング

となり今回は、1)エビデンスベースとウォーキングについて解説します。




エビデンス・ベースド・メディスン



エビデンス・ベースド・メディスンとはEBM(根拠に基づく医療)の事で最近耳にする機会も増えてきました。


これは経験的なもので行う医療ではなく、科学的な証拠(エビデンス)に基づいて、より合理的で新しい医療をやっていこうという考えで行われているものです。


ウォーキングも科学的な根拠に基づいて行うと、医学的により良い成果が得られ、より健康になることが期待できて、現在では医学のみならずスポーツや健康学でもウォーキングについてさかんに研究され、ウォーキング関連の論文も多く見かけるようになってきました。



歩くスピードが寿命に影響する!?




科学的に解明されたウォーキングの秘密の一つに

※歩くスピードが寿命に影響する!?

というものがあります。


具体的には1秒間に1メートル以上歩ける人と、1メートル以下の人では明らかに寿命の差がある事が確認されています。


1秒間に1メートルというスピードは時速3.6キロとなり、比較的ゆっくりした歩行速度です。


短い時間の信号機でも横断歩道はこのスピード(1秒間に1メートル)で渡り切れる様になっており、歩行者用信号が青になって横断歩道を渡りきれるかどうか!が目安になります。


もし信号が青のうちに渡りきれず、途中から小走りするようでは足腰が衰えているサインで、積極的にウォーキングで足腰を鍛えなければなりません。


また

※歩くスピードが早ければ早いほど寿命が伸びる!

という論文も発表されており、健康長寿のためには普段から少し早足を心がけると良いのです。


全身の7割の筋肉は下半身にあり、早足は若干の筋トレ効果がありますので、少し早足ウォーキングは筋肉増強や筋肉保持に役立ちます。


さらに少し早足よりもっと早足で歩くと、息も上がり上半身の重量が下半身の筋力負荷となりより高い筋トレ効果が得られます。



1日1万歩以下でもOKな方法とは!



歩数の目安として『一日一万歩』と言われていますが、多くの人は歩くことを心がけていても1日1万歩には届かない場合や、1万歩歩くことがしんどいという人もいます。


しかし、最近の科学論文では

※歩数を1日2000歩増やせば心筋梗塞などの病気が8%低下する

という事が明らかになっています。


例えば1日3000歩しか歩かない人でも、プラス2000歩あるけば心筋梗塞など心臓血管系病気のリスクを8%下げることができますから、いきなり一万歩という高い目標よりも、まずはプラス2000歩を目指してみましょう。


もちろん『一日一万歩』や『30分以上のまとまった時間のウォーキング』も提唱されていますが、そのような時間が取れない人でも、スキマ時間を上手に利用して“コツコツ”と歩数を稼いでゆけば、今よりも健康になれるのです!
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