メディカル・ウォーキング GBM(国民総筋肉量)プロジェクト

メディカル・ウォーキング GBM(国民総筋肉量)プロジェクト

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筋肉はありますか?



GBMとは国民総筋肉量を意味する造語で、GDP(国内総生産)が国力を示す一つの指標であるように、今後はGBMも国力を表す指標になりうるのではないかと感じています。


国力や国の豊かさは筋肉量や筋力による!?とは飛躍した考えのように思われますが、高齢になり筋力の低下により医療や介護の利用が増せば、社会的な負担も増大してきます。


このシリーズの2回めでお話した「人生ラスト10年問題」でも述べたように、筋肉量が落ちると

※舌の筋肉量が減ってうまく食べられなくなる
※歩くスピードが遅くなって寝たきりになるリスクが増える

などがあげられます。


筋肉量の維持は平均寿命の10歳前あたりから心して当たらないとだめで、何もしないと筋肉はどんどん減ってゆきます。


筋肉量の低下による悪影響については、健康ライフ「サルコペニア」のシリーズでも詳しく解説しています。

要注意!サルコペニア(筋肉減少)のやせ・肥満



100グラム25万円のお肉!?



日本人男性の筋肉100グラムの値段を、ある研究者が試算したデータがあります。


これは筋肉量が100グラム減ると、医療や介護の費用負担がどれくらい増すかを計算したもので

※日本人男性の筋肉100グラムの値段は25万円以上!
※日本人女性の筋肉100グラムの値段は32万円以上!

という驚くべき数字が導き出され、たった100グラムの筋肉量の減少が多大な医療や介護費用の増加につながっていくということがわかってきました。


ちなみに神戸ビーフは100グラム3200円ほどですから、単純に比較はできませんが、いかに生体の筋肉は価値があるのか!という事がわかります。


若い人に比べて高齢になるほど筋肉がつくにくくなりますので、その価値も上がってゆきます。


もしあなたが若いなら、若いうちからスポーツや生活の中に運動を取り入れるなどで筋肉量をせっせと増やしておく事が老後のためになります。


これからの医学では・ガン・脳卒中・心筋梗塞などの病気ばかりに対応するのではなく、筋肉量がどんどん減ってゆく【サルコペニア】対策が超高齢化社会を迎える我が国における最重要課題になると思います。

WHO指針を基礎に筋肉育成に最適なアミノ酸配合バランスを採用。95%以上がアミノ酸原末。他社に...



筋肉量増加プロジェクト



筋肉量を増やす取り組みとして今回の講師「秋山 和宏」先生の東葛クリニック病院では

メディカルウォーキングクラブ

を毎月1回、およそ2時間の健康教室を開いています。


秋山先生自身「日本ウォーキング協会」のヘルスウォーキング指導士という資格を有し、「メディカルウォーキングクラブ」は30分の勉強と1時間半のウォーキング教室という形で行われ、参加者からも高評価を得ています。


現在日本中の病院では、教育や社会貢献の一環として「健康教室」が行われていますが、ぜひその中にウォーキングも取り入れられることを期待しており、すでにノウハウは完成に近づいていますので、近々インストラクター養成の合宿も予定しています。


日本は超高齢化社会を迎えるわけですが、2020年の東京オリンピック開催時には世界中から注目が集まります。


その時に「日本はGBM(国民総筋肉量)プロジェクトで超高齢化社会に対応している」!と世界に認めてもらいたいものです。
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