脳の集中力の限界

脳の集中力の限界

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20世紀における心理学の大発見とは!?



私たちが一日に使える
意思決定の総量は決まっている
という事が研究の結果わかっています。


具体的には、一日のうちで
  • どんな服を着ようか?
  • お昼に何を食べようか?
  • メールの返事はどう書こうか?
などなど、意思決定をするたびに
心がすり減っていく
という事なのです。


もし、一日に使える意思決定の容量を使い果たすと
理性よりも欲望のままに
行動してしまうので
  • 食べ過ぎ
  • イライラ
などが顕著に見えてきます。


この事がわかっていると脳を疲れさせない様にすれば夜まで良いパフォーマンスが得られる様になり、そのためには
意思決定を少なくする
のがポイントで
  • 朝着る服は前日に準備しておく
  • 意思決定の容量を増やす
などの対策を取れば良い事がわかります。



意思決定の容量アップ法とは!?



一日に使える意思決定の容量は決まっているのですが、あることをすればその容量を増やす事ができ、その方法が
瞑想
で、瞑想を行えば良い結果が得られる事が科学的にわかっています。


瞑想は一日5分程度でも継続して取り組めば
  • 心が穏やかになる
  • 免疫力が高まる
  • 意思決定の総量が上がる
  • 集中力、想像力の向上
などの効果が報告されています。


 



宗教から科学へ



瞑想と言えば、禅に代表される宗教と深い関係があるように思いますが、MRIで脳の活動が見られるようになると、瞑想は科学でもその効果を確認出来るようになってきました。


瞑想を科学的に研究するきっかけは、科学に非常に興味を持っていたチベット仏教の『ダライ・ラマ』が、瞑想における脳の活動を多くの弟子たちをMRIで研究したという背景があります。


瞑想は悟りを開く手段というよりも
脳を鍛える基礎的な手段
である事がわかってきて、最近ではスポーツ選手や企業でも積極的に取り入れられています。



脳は訓練で変えられる



少し前までは「脳は一度完成してしまうと衰えるのみ」というのが定説でした。


しかし筋トレすれば筋肉が付くように、脳も鍛えれば強くなり
訓練すれば機能が構造が変化する
事がわかってきました。


実例の一つに、難関で有名なロンドンタクシーがあり、ロンドンタクシーの運転手になるには、全ての通りの名前や一番効率的な経路などを覚えなければなりません。


ロンドンタクシーの運転手を目指す人とライセンスを得た人を比べてみると、
記憶力を司る海馬が大きくなっている
事が発見され、訓練によって脳の構造が変化したという証明になります。



瞑想と脳



瞑想は脳を鍛える基礎的な方法ですので、脳の様々な部位に影響を与えます。


例えばネガティブな感情を主に司る『扁桃体』(へんとうたい)はイライラした時などに活動し、怒りやイライラが増してくると、理性を司る前頭前皮質の働きさえ抑えこんで、気分が収まらなくなる
扁桃体ハイジャック
という状況が見られることがあります。


ここで瞑想することによって扁桃体の活動が縮小されるという研究があり、毎日5分程度の瞑想は、イライラを鎮め心を落ち着かせる効果があります。


効果が出る瞑想プログラムはジョン・カバット・ジン先生によって
8週間の瞑想で扁桃体が縮小する
方法を発見しました。


[ジョン・カバット・ジン]


具体的な瞑想の方法は次回に解説いたします。
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