観察瞑想

観察瞑想

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もう一つの瞑想



前回の集中瞑想とは別に観察瞑想という瞑想法があり、読んで字のごとく
観察しながら瞑想する
というもので
  • 瞑想中の感情
  • 体の変化
などを頭のなかで実況中継するという瞑想です。


例えば
  • 今、私は座っている
  • 風が涼しいな
  • 怒っているな
など、第三者的な視点から自身の思考や感情を観察すると、余計な判断や思考は意識の中から追い出されてゆきます。


観察瞑想の象徴的な事に
  • 私は怒っている
  • 私は怒りを感じている
の違いがあげられ、「怒っている」時には怒りの感情に支配されていますが、「怒りを感じている」と客観的に見ている場合には、自分を外から観察していると言えます。


このように、自分の思考や感情を外から観察出来るようになると

私は怒りを感じている

まだ怒りを感じている

少し怒りがおさまってきている

などという風に自身の感情を実況中継の様に捉える事ができます。



ボディースキャン



観察瞑想には
ボディースキャン
という方法もあり、これは頭のてっぺんから足先まで、それぞれ5秒ほど順番に意識を向けてゆき
  • 右目、左目
  • 右耳、左耳
  • 鼻先
など上から意識を向ける部位を変えて行きます。


ボディースキャンを日々行うと、自分の体に対する感覚が鋭くなり、うまくなると右手と左手の重さの違いがわかるようにもなってきます。



観察瞑想をするとこんな効果が!



脳には
デフォルトモードネットワーク
という状態があり、これは
“ぼんやりしている時”
の事で、この時に脳内では、様々な記憶や感情を結びつけるネットワークが活性化するといわれており
何かの拍子に“はっ”とひらめく
というのはまさにデフォルトモードネットワークが働いている時なのです。


逆に何かに集中している時には、ひらめきや過去の記憶がよみがえるという事は起こりにくくなります。


トイレやお風呂などでぼんやりしている時に生まれる
  • 想像力
  • ひらめき
には脳がリラックスしたデフォルトモードが出るような環境を作るようにします。


例えば、研究者が行っている方法に
徒歩旅行
というものがあり、これは、人と話しながら歩いていると良いアイディアが出やすくなるというものです。



毎日5分!でOK



観察瞑想は一日5分程度から初めてみます。
  • お風呂に入っている時
  • 寝る前
  • パソコンの電源を入れた時
などちょっとしたスキマ時間に意識的に取り組み、だいたい2週間ほど続けてゆくと習慣化され、2ヶ月継続すると意識なくできる様になります。


一日5分を2週間
を一つの目標として取り組んでみてください。
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05 瞑想と感情
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