肥満と糖尿病

肥満と糖尿病

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糖尿病になると・・・



糖尿病は血液中のブドウ糖が慢性的に高くなる病気で

【血糖値がいつでも高い】

状態にあります。


健康な人の細胞は血液中のブドウ糖を効率よく取り込みエネルギーとして使いますが、糖尿病になると細胞にブドウ糖を取り込みにくくなり、結果的に血液中のブドウ糖(血糖値)が高いままになってしまいます。


ブドウ糖を上手く取り込めない様になってしまうと、細胞や臓器に様々な障害が出てきて

・疲れやすくなった

・頻尿になる

・喉が渇く

・体重がどんどん減ってしまう

などの自覚症状もありますが、ほとんどの場合には【無症状】で長期間放置しておくと

【網膜症】

【腎症】

【神経障害】

の糖尿病3大合併症に加えて動脈硬化も進行しやすく

【心筋梗塞】

【脳卒中】

の危険性も高まる恐ろしい病気なのです。



インスリンについて



血液中のブドウ糖の取り込みには『インスリン』というホルモンが必要で、インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンなのです。


インスリンの働きは・肝臓・筋肉・脂肪細胞にブドウ糖を取り込む手助けをします。


食事を食べて消化吸収されると血液中のブドウ糖濃度が上がってきて、それが刺激となりインスリンが分泌されます。


分泌されたインスリンは細胞表面の膜に付き「ブドウ糖を細胞に取り込みなさい」という信号を出し、それを受けた細胞はブドウ糖を取り込むという流れになります。


しかし何らかの原因でインスリンが十分に働かなくなるとブドウ糖の吸収が悪くなり、いつでも血糖値は高いままになってしまうのです。



なぜ糖尿病になるとインスリンの働きが悪くなる?



糖尿病になる一番の原因は

【食べ過ぎ】

【運動不足による肥満】

で、肥満の中でも内蔵肥満は脂肪細胞から出る【悪玉】の物質によってインスリンの効きが悪くなる事が知られています。


インスリンはすい臓から分泌されるのですが、インスリンが効かなくなるとすい臓はさらに多くのインスリンを出そうと頑張り続け、やがて疲れて十分なインスリンの分泌ができないようになり、やがて糖尿病の発症に至ります。



糖尿病になる別の仕組みとは?



糖尿病の予防には肥満防止が極めて重要で、昔に比べると肥満の人が増加しているのは厳然たる事実です。


しかしその一方で、肥満でなくても糖尿病になる人が増えてきており、糖尿病の原因は肥満だけでは無いという事が考えられます。


日本人の平均エネルギー摂取量は1970年台をピークに減り続け、脂肪の摂取量も1980年台から横ばいか多少減るような傾向にあるにもかかわらず糖尿病患者は増え続けています。


その原因は何か?と着目したのが「食生活の変化」で1965年から1970年にかけて糖尿病が増え始めた事実から

「マグネシウムの慢性的な不足」

によるものが糖尿病の発症に深く関わっているのではないかという仮説を立て、その後この仮説を裏付ける研究報告が次々と発表されています。



マグネシウムを摂りましょう



大麦や雑穀にはマグネシウムがたくさん含まれていますが、それを食べなくなってから糖尿病が増えてきたという事で

【マグネシウム不足が糖尿病になる】

メカニズムは次回以降詳しく説明してゆきます。
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01 肥満と糖尿病関連エントリー

02 マグネシウム不足の落とし穴
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03 マグネシウムの多い食品について1
糖尿病予防や糖尿病の改善にはマグネシウム摂取が有効だということがわかってきました。具体的にマグネシウムを上手に摂る方法とは!?
04 マグネシウムの多い食品について2
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05 上手にマグネシウムを摂る工夫
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06 リスナーからの質問、意見
「マグネシウム不足が糖尿病を招く」シリーズには、マグネシウム障害やマグネシウムを摂る時の注意点など様々な意見が寄せられました。