上手にマグネシウムを摂る工夫

上手にマグネシウムを摂る工夫

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知らない間にマグネシウムを摂る工夫



マグネシウムを十分な量摂るためには、毎日の食事の中でマグネシウムを含む食品をバランス良く食べる事が大切です。


日本では食の欧米化が進む前までは『大麦や雑穀』などが自然に摂れていたのですが、現在の食事では一日1回は雑穀米を意識的に食べる様にしたいものです。


パン食での工夫は、白いパンでは無く

※雑穀パンや全粒粉パン

などがおすすめです。


おかずでは

・魚や豆腐製品

・野菜、海藻類、きのこ類

をしっかり摂るようにします。


調味料では

・粗塩を使う

・七味などマグネシウムを多く含む香辛料も上手に使い塩分カット

を心がけます。


飲み物として、お茶よりも

・抹茶やコーヒー

・硬水のミネラルウォーター(マグネシウムが多くカルシウムの少ないもの)

がおすすめです。



料理する時の注意点



マグネシウムは熱には強いのですが、水に流れ出やすいので工夫が必要です。


野菜は切ってから洗うとミネラル分が流出しますので

※洗ってから切る

様にします。


調理する時は、煮たり蒸したりするよりも

※焼いたり炒めたり

するほうがマグネシウムの流出を防止できます。


煮て調理する時には、煮汁も一緒に食べるような煮込み料理がおすすめです。


他にも干ししいたけの戻し汁にはマグネシウムが多く含まれていますので、戻し汁を使った含め煮などは理にかなった調理法です。


ゆでたり、蒸したりする調理は、そば湯などを除いてはゆで汁を飲むことはありませんので、電子レンジなどを使い調理すればマグネシウムを上手く摂ることができます。



食べ方の工夫



朝、昼、夜と食事は3回食べる事が基本ですが

朝は少し、昼は手早く、夜はドカ食い

の食事パターンはメタボのリスクを高めてしまいます。


もし朝食を抜いてしまうと、大量のマグネシウムを摂りそこなってしまいますので、朝食はしっかり食べる事が大切です。


また、野菜やおかずを食べてから、ご飯やパンを食べるという順番で、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。


野菜やおかずを食べ、炭水化物を後から食べることにより血糖値が穏やかに上がる効果があるのです。



お酒は飲んで良い?



糖尿病の患者さんでも血糖値がコントロールできていれば適量のアルコールはかまいません。


マグネシウムの含まれているアルコールとして

・紹興酒

・黒ビール

・赤ワイン

があり、中でも紹興酒は100ccあたり20ミリグラムのマグネシウムが含まれています。


逆にウイスキーや焼酎、蒸留酒にはマグネシウムは含まれていません。


アルコールを飲むとマグネシウムを消費しますので「お酒のあて」にはマグネシウムを多く含む物を食べるようにしましょう。



過度なマグネシウム摂取による障害



腎不全など腎臓の機能が落ちている人では、多量のマグネシウムを薬で服用する場合には注意が必要ですが、食事から摂るマグネシウムには制限はありません。


腎不全の患者さんでは・タンパク質・カリウム・塩分の制限はありますが食事から摂るマグネシウムの制限はありません。



さらに!マグネシウムの大切な働き



マグネシウムを若い内からしっかり摂っている人では

※メタボになる危険性が31%低下する

と言われています。他にも

・保湿作用

・抗ストレス効果

があることから『アンチエイジングミネラル』とも呼ばれており非常に注目されています。


明け方に足がつる【こむら返り】が起こるのはマグネシウム不足のサインですので、しっかりマグネシウムを摂るように心がけていただきたいと思います。
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