なぜ濃い味を求めてしまうのか?

なぜ濃い味を求めてしまうのか?

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プチ断食がきっかけ



現代人の味覚は乱れていると言われることがありますが、その乱れを自覚するきっかけになるのが
プチ断食
をした後です。


1〜2日水分だけで過ごすプチ断食を経験した後に、元の食事を食べると
味が濃すぎる
と感じる人が多く、いままで味付けの濃い食事を食べ続けていた事に気づかされます。





濃い味付けに慣れてしまうと、どうしても
食べ過ぎる
傾向になってしまい
  • 肥満
  • 高血圧
  • 脳卒中
などのリスクも高まってきますので、それを防ぐには
薄味
にしてゆくことが健康になるための秘訣になります。



食べ過ぎを防ぐ味付けとは



味には
  • アッパー系(興奮系)
  • ダウナー系(鎮静系)
の2種類があるとされており、アッパー系(興奮系)は食べれば食べるほど欲しくなる味で、ダウナー系(鎮静系)は脳の興奮を抑え

  • 深い満足感を得られる味
  • 食べ過ぎを抑える味
とも言えます。


アッパー系(興奮系)の味は
の3要素で成り立っており、この味には「もっと食べたい」という食欲を促進する作用があり、ファストフードにはアッパー系の要素が多分に盛り込まれています。


ダウナー系(鎮静系)の味には「うまみ」の要素がありその成分には
  • グルタミン酸
  • イノシン酸
  • グアニン酸
  • コハク酸
などがあり
  • 昆布
  • かつお節
  • 煮干し
  • しいたけ
  • 野菜
  • 貝類
などの食材にはそれぞれ違ううまみ成分が含まれ、これらを掛け合わせて使うことによって
うまみが3倍にも4倍にもなる
という特徴を持っています。



味以外にも大切な要素が



花粉症や風邪で鼻が詰まっている時には味を感じにくい事がありますが、食べたり飲んだりしたものが鼻に抜ける「香り」も味にとって重要な要素です。


また食感も味にとって重要な要素となり
  • 柔らかい肉
  • シャキシャキした野菜
などは食べていて「美味しい」と感じ満足感も増してきます。


しかし食感が良すぎるもの
  • サクサク、ふわふわ
  • とろけるような感じ
などの食べ物では食べごたえを感じる前に口の中から無くなったような感じをうけ、ついつい食べ過ぎてしまう傾向にもなってしまいます。



食の好みを変えるのは可能?



高齢になると味覚を感じにくくなり
  • より脂っこいもの
  • 味の濃いもの
が好みになりがちで、以前は子供の頃に作られた味覚が一生の好みになると考えられていましたが、最近の研究では
失われた味覚を取り戻すことができる
という事が科学的にわかってきました。
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