飲み込む力の重要性

飲み込む力の重要性

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食べるために最も大切な理由とは




健康な時に「飲み込む」のはごく当たり前に簡単にできているので特に気にとめることはありません。


食べ物を食べる時には
食べ物を口に運ぶ
  1. 噛み砕く
  2. のみこむ
という一連の作業を行っており、このうち人の手を借りたり、食べやすく加工した食品などを利用すれば
  • 食べ物を口に運ぶ
  • 噛み砕く
という事はできますが、最後の
  • 飲み込む
という作業だけは自分自身の力が必要になってきます。






飲み込む力の衰え



「飲み込む」というたった0.5秒の作業を詳しく見ると
舌と喉頭(こうとう)
をタイミングよく動かさなければならず、飲み込みのトラブルは加齢とともに増加する傾向にあります。


また脳梗塞やパーキンソン病などになると急激に衰えてきます。


のどに唾液がたまると自然に飲み込んでいるのですが。飲み込む力が弱ってくると
  • 唾液がうまく飲み込めない
  • 唾液がたまった感覚が衰えてくる
ようになります。


飲み込む力が衰えている人の喉を内視鏡で見ると、唾液がたまっていることがあり、のどの違和感を感じる30%の人で飲み込む力が衰えていることが報告されています。



病気と死因



飲み込む力が衰えてくると、食べたものが気管や肺に入ってしまう【誤嚥(ごえん)】が起こり
誤嚥性肺炎
は高齢者でよくみられる症状です。


日本人の死因の3位は肺炎ですが、肺炎のうち7〜8割は【誤嚥性肺炎】が原因と言われています。


他にも飲み込みのトラブルとして【窒息】があり、実に年間9000人ほどの人が亡くなっており、これは交通事故の約2倍ほどの数字になっています。


窒息の原因物として
  • お餅
  • 入れ歯
などがあり、舌や口の中の筋肉、飲み込む力が弱ってくると起こりやすくなります。



負の連鎖



うまく食べられなくなると栄養不足になり、内臓や筋肉も衰えて
  • 認知症
  • サルコペニア(筋肉の衰え)
などが顕著になってきます。

サルコペニア原因と対策(健康ライフバックナンバー)

私たちは1日に500〜1000回も「のみこみ」を無意識に行っており、風邪などの病気の時以外は変化に気付きません。


しかし老化してくると、「のみこみ」も徐々に衰えてきますので今の状態に意識を向けることは大切になってきます。
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