ピロリ菌感染!その検査法

ピロリ菌感染!その検査法

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ピロリ菌検査の方法



胃の病気を調べる時には内視鏡検査を行う事があり、ピロリ菌の検査にも内視鏡を使う方法と、内視鏡を使わない方法があります。



内視鏡検査




内視鏡を使う検査には3つあり、いずれも保険適用となっています。


培養法
内視鏡で胃の中を見ると浮腫んでいる所や赤くなっている所などがあり、そこの組織を取ります。

それをすり潰して培養しピロリ菌があれば7日程度で菌を確認することができます。


組織鏡検法
胃の組織をスライスして特種な染色液で染め顕微鏡で見ます。

ピロリ菌があると黒くなり存在の確認ができますし、他にも病理検査としてガンなどの発見にも役立ちます


迅速ウレアーゼ試験
ピロリ菌はウレアーゼという酵素を分泌し周囲の窒素を分解してアンモニアを作り出し胃酸を中和して自分の体を守ります。

胃から取ってきた組織にアンモニアが含まれていれば、指示薬が赤くなります。

この検査は20分から25分程度で結果が得られることから「迅速」という名前が付けられています。



内視鏡以外の検査



尿素呼気試験法
まず袋の中に息を吐き出します。さらに無味無臭の尿素を飲んで20分後にもう一度袋の中に息を吐き出します。

検査の前後で吐息に含まれる特種な二酸化炭素の増加があればピロリ菌の存在を確認できます。


抗体法
ピロリ菌に感染した人は血液中に抗体を持っています。血液検査からピロリ菌の抗体を見つける事もできますし、さらに尿からも抗体を見つける事ができますので、患者さんの負担も少ない検査法です。


便虫抗原測定法
便の中には無数の細菌があり、以前はピロリ菌を見つけ出す事はできませんでしたが、現在ではピロリ菌だけを探し出す事が可能になっています。



どの検査が有効なのか?



ピロリ菌を見つけ出すには様々な検査法があり、どの検査も制度の高いものです。

一つの検査でピロリ菌が見つからなかったとしても、内視鏡検査で胃が荒れている様な場合には別の検査でピロリ菌の有無を確かめるという風にして、より検査の制度を高める事ができます。

そしていずれの検査も保険が適用されますので安心して検査を受ける事ができます。
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