帯状疱疹の症状について

帯状疱疹の症状について

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発疹が出た!



帯状疱疹は背中や顔の一部に細かいブツブツや蚊に刺された様なあとが出てきます。


一見虫刺されに見え、痛みがでますので
毒虫に刺された
と勘違いすることもあります。


帯状疱疹の湿疹は、日に日に増えて痛みも増してくるのが特徴で
  • 最初の湿疹は赤く
  • 1〜2日で水ぶくれになり
  • やがて膿が溜まり
  • 破れてかさぶたになる
という経過をとり、免疫が落ちている人では潰瘍となってしまいます。


帯状疱疹は湿疹が出てから平均で19日で治って行きます。



自覚症状



帯状疱疹による発疹が出る前には痛みがあり、段々痛くなって来た所に赤いブツブツが出てきます。


ブツブツが水ぶくれになると共に痛みも激しさを増し、若い人でも発疹がかさぶたになる頃まで痛みが続きます。


この痛みは高齢者になるほど長く続く傾向にあり
  • 20代では症状が治る頃まで
  • 50代では1ヶ月半
  • 70代では2ヶ月
というのが一般的な期間です。



帯状疱疹が出やすい場所



帯状疱疹のブツブツが出やすいのは
  • お腹
が非常に多く、これらの場所には水ぼうそうのウイルスが多く潜んでいます。


ブツブツがでるのは体の片側がほとんどで、両方に出る事はめったになく、もし両方に帯状疱疹が出る人は悪性腫瘍など免疫力が落ちる病気になっている人が多くいます。


なぜ片側にしか帯状疱疹が出ないのか原因はよくわかっていませんが、統計的に左側に多く出て、同じくなぜ左側なのかも原因は不明です。



重症化すると・・・



免疫力が低下して帯状疱疹が重症化すると、どんどんブツブツが大きくなり
1センチの水ぶくれ
になることさえあり、水ぶくれに血が溜まり黒色に変色したり、水ぼうそうを合併して高熱になることさえあります。


水ぶくれが20個以上ある時にはかなり免疫力が落ちており、そうなると入院をして
  • 悪性腫瘍
  • 免疫力が落ちる病気
など精密検査をする必要がでてきます。



恐ろしい合併症



帯状疱疹で一番多い合併症は
神経痛
があり、他に多いのは
水ぶくれからの感染症
などで、潰瘍が悪化してしまう原因となります。


あごから首にかけて帯状疱疹になった時には
顔面神経麻痺
などの神経症状や、耳の中に水ぶくれが出来た時には
難聴
になる事もあります。


外陰部に帯状疱疹が出ると
  • 尿閉
  • 便秘
があり、腹部の場合には
腸に穴が開く
事も希にあります。


もし頭に帯状疱疹が出てしまうと
お岩さん
の様な顔になることもあり
脳炎
を合併し意識がもうろうとしたり高熱が出たりすることがあり、最近では
脳梗塞
を誘発する可能性も指摘されており、半年間は注意して経過を見る必要があり、いずれにせよ重症化する前に治療することが必要になってきます。
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04 発疹が消えた後の痛みについて
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05 早期発見と予防法
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