4人に1人！子宮筋腫

自覚症状のある子宮筋腫と自覚症状のない子宮筋腫。見つけ方と治療法について

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子宮筋腫とは

子宮筋腫は40歳以上の女性の４人に１人と高い割合で見つかる病気です。


子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍で

• 小さい物は指先程度のサイズ
• 大きい物はこぶし大のサイズ

なのですが、まれに

• スイカ程度のサイズ
• ２〜３キロのサイズ

にまで大きくなることもあり、原因は女性ホルモンによるもので、月経のあるうちは年を重ねるに連れ大きくなってゆきます。


子宮筋腫は一つしかできない場合もありますが多くの人で複数個でき、人によって何十個もできる人もいます。


子宮筋腫が小さいうちは症状はあまり無く、大きくなっても症状を感じない人もいますが、過多月経になる事があります。


自覚症状としては

• 下腹部の痛み
• 月経痛
• 頻尿
• 腰痛
• 貧血

などがあり、このうち貧血がある場合には子宮筋腫の検査が必要になります。

妊娠について

子宮筋腫があっても多くの女性は妊娠し出産していますが、筋腫のできる場所や数によっては不妊の原因になりますので、妊娠を希望する時には早めに婦人科で検診を受けるようにしましょう。


また妊娠を希望しない場合でも、子宮筋腫は徐々に大きくなってゆきますので、婦人科で定期健診を受けておく必要があります。

閉経後の変化について

閉経後には子宮筋腫は少しずつ小さくなってゆきますが

• 筋腫の大きくなるスピードが速い
• 貧血が高度である
• 閉経しても筋腫が小さくならない

などがある場合には、稀ですが
子宮肉腫という悪性腫瘍
の可能性もありますので、子宮筋腫のある人は閉経後も婦人科での定期健診を受けるようにしましょう。

治療について

子宮筋腫があっても症状が無い、症状が軽い場合には経過観察をしますが、定期的に診てもらう事が必要で、放置しておいて良いというわけではありません。


定期健診は程度は人によって違いますが
３か月〜１年に一度
のペースで経過観察をしてゆくことになります。


もし痛みなどが出る場合には

• 薬物療法
• 手術

を行うのですが、子宮筋腫を治す薬は無く症状を緩和する薬を使います。


もし過多月経や月経痛がある場合には
低用量ピル
を使う場合もあります。


手術を行う場合の判断は

• 薬を使っても症状が改善されない場合
• 筋腫による不妊
• 妊娠に悪影響がある場合

などがあります。

子宮筋腫の発見には

痛みなどの自覚症状があれば婦人科を受診するきっかけになりますが、自覚症状のない子宮筋腫は発見が遅れる場合もあります。


婦人科の病気は早く見つければ手術をしなくても済む事や、たとえ手術する場合でもより負担の少ない方法が可能です。


子宮筋腫は病院を受診しないと見つからないので
かかりつけの婦人科で定期健診を受ける
事がとても大切なのです。
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