やってはいけない!こんな入り方

やってはいけない!こんな入り方

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いきなり温泉に入ってはいけない!?



温泉旅館やホテルに到着したら、すぐに温泉に入ろう!と思うかもしれませんが、そういう温泉の入り方はやってはいけません。

旅館やホテルには「温泉まんじゅう」などがテーブルに置かれていますが、これはおみやげの案内の他に「お茶とまんじゅう」で体を休めて下さいという意味もあります。

体を休める目的は緊張を取る事で、それから温泉に入ると温泉の効果が良い方向に現れます。

ホテルや旅館に到着してしばらくは、それまでの運転や移動などで体が緊張し筋肉の中に疲労物質が多く蓄積されています。

その状態で温泉に入ってしまうと、温泉で血管が拡張することによって皮膚の血流が活発になり、本来筋肉に行くべき血液が十分に行き渡らず、その結果疲労がなかなか取れないという本末転倒な結果になってしまうのです。



食後の温泉や熱いお湯は良い?悪い?



ご飯を食べた後すぐに温泉に入るのも良くありません。

これは消化の為に胃腸に行くべき血液が、皮膚の方に行ってしまい消化不良の原因になりますし、また熱いお湯に入ってしまうと胃の動きが止まって、同じ結果になってしまいますので、食後は30分以上時間を取ってから温泉に入るようにしましょう。



正しい温泉の入り方



温泉に入る前には「かけ湯」をしますが、熱いお湯をいきなりかけると血圧が上昇するなど体がビックリしてしまいます。

熱いお湯をかけ湯するよりも、温度をぬるめにしたシャワーで体を洗い体をお湯に慣らしてから温泉に入るようにすればより安全です。

またシャワーを浴びる時には頭もお湯洗いしておくと髪の毛が濡れ、温泉に入った時に頭から水分が蒸発して気化熱が奪われ【のぼせ】防止に役立ちます。



何度も温泉に入るのは良い?悪い?



温泉旅行では、折角なのだから多く、長く温泉に入りたいという思いもありますが、温泉に入る最適な時間は

・額に汗が出る
・心臓がドキドキしはじめる

が目安で、温泉に入っているのは5分から10分程度になります。時間はあくまで目安ですので、自覚症状が出たら早めにあがりましょう。

温泉に入る回数ですが、昼に旅館に到着したら、休憩してから夜ご飯までに1回、夜ご飯のお酒が醒めた頃にもう1回、さらに朝風呂にも入れば合計3回程度になります。

もし朝の出発が早ければ朝風呂は諦めます。

朝風呂の注意点として、朝の時間帯には自律神経が副交感神経から交感神経に変わり不安定なうえ、寝ている間に汗をかき脱水気味になっていますので、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが非常に高まります。

朝風呂に入る時には、目を覚まして顔を洗って、水分を十分補給してから入るようにしましょう
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