骨粗鬆症と宇宙医学
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高齢者が骨粗しょう症で骨の量が減ってゆくのは年間で1~2%ほどですが、宇宙飛行士の場合では
毎月1.5~2%
となり、骨粗しょう症の約10倍もの急激な速さで骨量は減少してゆきます。
地球上では1Gの重力が常にかかっており、その負荷に逆らって、歩いたり動いたりしているので骨にも負荷がかかり
負荷がかかるときに骨にカルシウムが取り込まれる
事によって骨は強くなります。
一方、宇宙空間では重力が無いので骨には負荷がかからず
骨のカルシウムは血液中に溶け出す
ので骨量はどんどん減少してゆきます。
また日光浴によって体内で作られるビタミンDはカルシウムの吸収を高めて骨の沈着を助ける働きがありますが、宇宙空間では十分な日光浴ができすビタミンDも十分にその力を発揮することができなくなるのも、骨量の減少に拍車をかける要因となっています。
この対策として宇宙飛行士はビタミンDのサプリを摂ったり、骨粗しょう症の治療薬を予防的に投与することによって、骨量の減少を予防しています。
骨量の減少に対して非常に厳しい宇宙環境ですが、それを予防するための対策として
運動
があります。
ウォーキングマシンと体をゴムベルトでつないで歩いたり走ったりしている宇宙飛行士の様子をテレビで見たこともありますが、こうすることによって骨にストレスがかかり骨量の減少を予防しているのです。
地上では、重力の負荷が自然にかかっていますので
[ウォーキングマシン]
宇宙飛行士の骨量減少対策と同じで高齢者のロコモティブ・シンドローム対策にも運動は有効でオススメなのが
ロコモ体操
です。
ロコモ体操は、童謡や歌を歌いながらスクワットや片足立ちなどを



運動の他に大切なのは
バランスの良い食事
で特にカルシウムは重要となり、宇宙飛行士の若田光一さんが実践していたのは
日本人のカルシウム摂取量は必要量より不足しており
牛乳180CC中に200ミリグラムのカルシウム
が含まれていて、毎日1杯の牛乳で必要なカルシウム摂取量の手助けになります。
宇宙飛行士が実践する骨量減少対策を、私たちの骨粗しょう症対策にも取り入れる事ができます。
毎日の生活のなかで
超高齢化社会を迎える日本において、1300万人もの人が骨粗しょう症であると言われており、毎年16万人の人が大腿骨の付け根を骨折して手術を受けています。
日照時間の少ない北欧やカナダでは
骨検診
を住民に義務つけて、問題のある人には薬を使って骨折が減少したと報告されています。
日本でも中高年の人は、骨検診で自分の骨がどのような状態であるのかを知っておく事が大切です。
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宇宙では急激にスカスカ!
高齢者が骨粗しょう症で骨の量が減ってゆくのは年間で1~2%ほどですが、宇宙飛行士の場合では
毎月1.5~2%
となり、骨粗しょう症の約10倍もの急激な速さで骨量は減少してゆきます。
地球上では1Gの重力が常にかかっており、その負荷に逆らって、歩いたり動いたりしているので骨にも負荷がかかり
負荷がかかるときに骨にカルシウムが取り込まれる
事によって骨は強くなります。
一方、宇宙空間では重力が無いので骨には負荷がかからず
骨のカルシウムは血液中に溶け出す
ので骨量はどんどん減少してゆきます。
また日光浴によって体内で作られるビタミンDはカルシウムの吸収を高めて骨の沈着を助ける働きがありますが、宇宙空間では十分な日光浴ができすビタミンDも十分にその力を発揮することができなくなるのも、骨量の減少に拍車をかける要因となっています。
この対策として宇宙飛行士はビタミンDのサプリを摂ったり、骨粗しょう症の治療薬を予防的に投与することによって、骨量の減少を予防しています。
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歩きましょう!
骨量の減少に対して非常に厳しい宇宙環境ですが、それを予防するための対策として
運動
があります。
ウォーキングマシンと体をゴムベルトでつないで歩いたり走ったりしている宇宙飛行士の様子をテレビで見たこともありますが、こうすることによって骨にストレスがかかり骨量の減少を予防しているのです。
地上では、重力の負荷が自然にかかっていますので
- 立ち上がる
- 歩く
[ウォーキングマシン]
ロコモ体操
宇宙飛行士の骨量減少対策と同じで高齢者のロコモティブ・シンドローム対策にも運動は有効でオススメなのが
ロコモ体操
です。
ロコモ体操は、童謡や歌を歌いながらスクワットや片足立ちなどを
- ゆっくり
- 繰り返し
- 成長ホルモンの分泌
- 筋肉の再生促進
- 筋力アップで骨にも刺激
栄養も大切です
運動の他に大切なのは
バランスの良い食事
で特にカルシウムは重要となり、宇宙飛行士の若田光一さんが実践していたのは
- 運動の前
- 運動の後
日本人のカルシウム摂取量は必要量より不足しており
牛乳180CC中に200ミリグラムのカルシウム
が含まれていて、毎日1杯の牛乳で必要なカルシウム摂取量の手助けになります。

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骨粗しょう症の予防には
宇宙飛行士が実践する骨量減少対策を、私たちの骨粗しょう症対策にも取り入れる事ができます。
毎日の生活のなかで
- ウォーキングなどの運動
- 運動の前と後のカルシウム摂取
超高齢化社会を迎える日本において、1300万人もの人が骨粗しょう症であると言われており、毎年16万人の人が大腿骨の付け根を骨折して手術を受けています。
日照時間の少ない北欧やカナダでは
骨検診
を住民に義務つけて、問題のある人には薬を使って骨折が減少したと報告されています。
日本でも中高年の人は、骨検診で自分の骨がどのような状態であるのかを知っておく事が大切です。
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