早朝ウォーキングについて

早朝ウォーキングについて

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ウォーキングの効用とは



ウォーキングを行うと体の中では壮大なドラマが繰り広げられています。

まず、ウォーキングによって筋肉の中の毛細血管が拡張されるとインスリンの力を借りずにブドウ糖を筋肉に取り込むことができるのです。

このような状態では、インスリンを分泌しているすい臓の負担が軽減されるので糖尿病の予防や治療にやくだちます。

また、血管が拡張するので高血圧の予防や治療にも役立ちますし、動脈硬化の予防にもなります。

ポケットラジオでラジオ朝一番を聞きながら早朝ウォーキングをしているリスナーも多くおられますが


ピリッとした朝の空気を吸いながらのウォーキングやジョギングはとても気持ちの良いものだと思います。



50歳からの健康歳時記





石川先生が最近出版したこの本に詳しく書かれていますが、高齢者や心筋梗塞になったことがある人や、狭心症や不整脈のある人などは、早朝のウォーキングやジョギングは控えたほうが良いと思われます。

早朝には、就寝中に休むための副交感神経から、活動する為の交感神経に切り替わる時間帯ですので、血圧や脈が上昇して、血管内で血液も固まりやすくなります。

そうすると、心筋梗塞や狭心症、脳卒中の発症リスクが高まることになるのです。

しかし、長年健康のために早朝ウォーキングを続けている人にとっては“横やり”を入れる様な事を言うようですが、このようなことを知った上で気をつけておこなってもらいたいと思います。

もちろん、ウォームアップも十分にして体の準備ができていれば問題ないと言えますが、寒い日や雨風など天候の悪い日などは、ウォーキングを中止したほうがいいと思います。

さらに、出かける前には血圧計などで

血圧や脈拍に異常がないかチェックしてから家を出る様にしていただきたいと思います。



ウォーキングに適した時間帯は?



ウォーキングに適した時間帯は「午後1時から午後4時頃」で、地面が暖かい時間になります。

また携帯電話を持って行き、一人ではなく友人などと大人数で歩いたほうが急な体調不良にも対応できます。

携帯電話の他に、いつでも水分補給できるように水も持って行きましょう。

また運動中の心拍数などが測れるハートレートモニターなどを使うと

運動中の体調の変化にもいち早く気づくことができます。



春先に気をつけること



暖かくなってきた春先などは、冬よりもリスクは少ないと思いがちですが、体内の自律神経の変化は無く春先の事故も少なくありません。

暖かくなってくると、今まで以上に無理をして健康を害してしまうこともよくあります。

スポーツ選手ではありませんので、あくまでもエンジョイするということを主眼にウォーキングを楽しみ、不調を感じたら無理をしないで中止をするという決断も大切なことになってきます。
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