要注意の中高年

要注意の中高年

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年をとると・・・



加齢に伴う変化は全身に及んできます。

足の筋力が低下してくると転倒しやすくなり、動脈硬化が進行すると高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などに起きやすく、若い頃とは明らかに違って来るようになります。

風呂で滑って頭を打って亡くなったり、寒いトイレで脳卒中になり倒れる人もいるなど、私達は常に危険と隣り合わせの状態で生活しています。



中高年の突然死



中高年の突然死を引き起こす原因の一つに【遊離脂肪酸】があり、血液中の遊離脂肪酸の値が高くなると致命的な不整脈を引き起こす事が報告されています。

遊離脂肪酸は脂肪細胞中の中性脂肪が分解されて血液中に放出されたもので、メタボリックシンドロームで見られる内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて遊離脂肪酸を放出しやすいという性質があります。

その遊離脂肪酸を放出しやすくしているのが【喫煙】や【糖尿病】を始め、絶食、心筋梗塞なのです。

例えば、メタボの人が空腹時に喫煙をすると、脂肪細胞から大量の遊離脂肪酸が血液中に放出され、それが心臓に達すると致命的な不整脈を発症しやすくなるのです。

「肥満大敵 脂(し)の用心 煙草一本ハートの毒」

というキャッチフレーズを心しておきたいものです。



中高年の生活の考え方



健康診断などでは、検査数値を自分の都合の良い様に判断しがちですが、専門家である医師に客観的に判断してもらい、より健康的になるように生活を修正することが大切になります。

普段の付き合いなどで、ハメを外す事もありますが、年齢を考えに入れてハメを外す様にします。

これから高脂肪な食事をする場合は食前にウォーキングをすると良く、食前に運動することにより、食後の中性脂肪の上昇を防ぐことができるのです。

また、摂り過ぎたカロリーはその後のダイエットと運動を1週間程度続けてつじつまを合わせるようにするなど、中高年はこれまで以上に健康を考えた生活を心がける事が必要なのです。
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