健康な人でも・・・

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医者の不養生



「医者は健康なり」という言葉があり、医師として健康には人一倍気を使っていかなければならないのですが、一方で「医者も人なり」で本音と建前は大きく違っていることがあります。

患者さんには、健康のためにあれこれ生活指導をする医者でも白衣を脱ぐと、とても不健康な生活を送っているということも珍しくありません。

特に若いうちは、少々の無理などへっちゃらで、禁酒禁煙、早寝早起きととても健康的な生活を送っていると、なおさら病気には無縁に思えてきます。

しかし、中年に差し掛かると病院での役職などでストレスも増え、石川先生も不正脈に悩まされたそうです。



無理は禁物



無理を続けると出てくる病気の一つに不正脈があります。

このうち期外収縮は一般的な不正脈で、規則正しい脈を打つ前に、別のところから脈を打つような感じのもので非常に気持ちの悪いものです。

他にも発作性心房細動は不規則な脈が現れ、毎分120回から150回もの脈が出てきます。

これらの不正脈は高齢になるほどよく見られるのですが、中年でも無理をし続けると体のどこかに無理がかかり、まだ若いからと、そのまま無理を押し通すと、体は我慢しきれなくなり、どこかに変調をきたし病気が体の無理を自覚させてくれるのです。

病気になる前に体を休め、回復させるような「ほどほど」のところの見極めがとても大切なのです。



こんな症状はありませんか?



私たちは生きている以上歳をとり、老化し続けます。

今まで乗り越えられてきた無理も、もう体はついて行けなくなっているのかもしれません。


例えばこのような事例があります。

歩いていて、ほんの数秒間頭がボーっとして倒れそうになったのですが、すぐに治ったので、ただの脳貧血だと自己判断しそのままにしていた所、3日後に脳卒中で入院となってしまいました。

このように、これまでに感じていないような体の変調を感じたときには、たとえ一時的なことだとしても『体からの警告』と受け止め、かかりつけ医などに相談することが命を守ることにもなります。

ポイントは、「これまでに感じていないような体の変調」を重大なサインと受け止め、「ほんの数秒間頭がボーっとして倒れそうになった」という事がいままで経験の無いものであればすぐに病院に行き検査してもらう!その事こそが、脳卒中という大きな病気を防ぐことにもつながったのです。

脳や心臓の病気は、予兆があれば少しでも早く対処できればその後の経過は大きく違ってきます。

健康に自身がある人ほど過信しがちですので、中高年は「おかしい?」とおもったらすぐに病院に行く習慣を普段から身につけておきたいものです。
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