健康とストレスの関係

健康とストレスの関係

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ストレスと病気



石川先生が大学病院勤務時代には、朝5時半に家を出て病院には7時半に着き、8時から9時まで研究検討会を行っていました。

その後、外来診療や病棟回診のほかに様々な会議、患者さんの家族との面会など分刻みのスケジュールの生活を送っていて、当時はそれが当たり前だとおもっていたのですが、実際には大きなストレスになっていたと思います。

病院において、急変しやすい急性心筋梗塞や不正脈で入院してくる患者さんの治療には、カテーテル検査などのリスクを伴う検査も行わなければんならず、医師として治療の不手際が無いように、医療事故が起こらないように細心の注意をもって神経がすり減る毎日を送っており、自分の体に何も起こらず定年を迎えられたのは幸運だったと思います。

定年退職後には、週に2日、午後からのみ非常勤の医師として外来診療に携わっているのですが、大学病院時代から考えると時間的にも精神的にも楽になり、ストレスも随分少なくなりました。



ストレスから命を守る



ストックホルムのカロリースカ研究所によると、心筋梗塞が起こる前の12ヶ月間に仕事上の葛藤があった場合には、急性心筋梗塞は80%も増加し、葛藤が強くなれば発祥リスクはさらに高まるという事がわかりました。

また仕事で短期的なストレスが高い出来事が起きた場合には、その後24時間以内に心筋梗塞を発祥するリスクは6倍も高くなるということもわかっています。

ストレスを受けても心筋梗塞の発祥リスクを減らすにはストレスを上手に解消する術を身につけておくことが大切です。

現代社会では多かれ少なかれストレスと付き合わなければ生きて行けません。

しかしそのストレスの中には、避けて通れるものと、どうしても避けられないものがあり、どうしても避けられないストレスに対しては、開き直ってどう対処するか対策を立てる方が良いように思います。

ストレスは嫌だ!と逃げ回っているよりも、逆に面白がって正面から向き合ってみると、あれだけ嫌だったストレスが実は大したことはなかったということもあります。

また、明るく振舞っているとストレスもそれほど気にならなくなり「笑う門には福きたる」と前向きに考えてみましょう。
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