毎日歩いて健康長寿を目指そう!

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ウォーキングの消費カロリー



20メートルを歩くのには30歩程ですが、この時の消費カロリーは平均的な人で1キロカロリーとされています。

人類の歴史は飢餓との歴史でもありますが、現代人は人類史上初めてカロリー消費が必要になった人という事になります。

人類の歴史は500万年として産業革命以降のわずか100年ほどで、文明の恩恵を受けた人間は飢餓から開放されたのですが、歴史上長い時間飢餓を乗り切ってきた人間の体は、カロリーをなるべく消費しないようにしかなっていません。

しかし動けばカロリーは消費しますので、コーヒーに3グラムの砂糖入れた時のカロリーは12キロカロリーとなり、それを消費するには360歩歩けば砂糖のカロリーは消費できてしまうのです!



早く歩く?ゆっくり歩く?どっちが効果的?



歩けばカロリーは消費できる事がわかりましたが、早く歩いたほうが良いのか?ユックリ歩いても良いのか?という疑問が湧いてきます。

前回の内容で

歩く運動強度は3メッツ
ランニングは4メッツ

で、これに時間を掛けあわせたものが運動量になるということから、歩く距離が一定の場合には歩いても走っても消費カロリーにほとんど変わりはありません。

このことから日々の生活の中で、バス停1つ分とか、ひと駅分の距離がわかっていれば、普通に歩いても早足でも変わらずに同じカロリー消費を達成することができるのです。



歩くだけで生活習慣病が良くなる?



健康を害する要因には、運動不足をはじめ暴飲暴食や喫煙など様々なものがありますが、歩く事で効果が期待できるものに肥満防止があります。

肥満は糖尿病を1.5倍に増やし抗コレステロール症を2倍に!血圧にも悪い事が知られています。

しかし歩く事により肥満が解消出来れば、糖尿病をはじめ脂質異常症や高血圧の改善、慢性閉塞性肺疾患などの改善にもつながります。

国民すべてが今より一日3000歩、歩くことを増やすと・糖尿病・脳卒中・心筋梗塞にかかる医療費が5.5%も削減できると試算されています。

実際にある東北地方では、毎日一時間以上歩く中高年女性の年間医療費は、30分以内しか歩かない女性に比べて年間15万円も安くなっている事が報告されています。





歩くことは生きること!



私達が歩くことは、健康維持をはじめ「生きること!」そのものだとも言えます。

人類の歴史から見た近年の劇的な生活環境の変化は【生活習慣病】という厄介なものを私達にもたらしました。

文明や医療が進歩し平均寿命も大きく伸びた現代社会において、毎日しっかり歩くという事が健康長寿の実現につながります。

しっかり歩くことで「死亡率は5分の1」まで下がることもわかっていますので、簡単に出来る『歩く』と言うことは健康長寿の金の卵なのです。
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05 毎日歩いて健康長寿を目指そう!関連エントリー

01 歩くとはどのような運動か?
現代人はどうして歩かなくなったのか?歩くとどんな良いことがあるのか?まず基本を知りましょう!
02 歩く能力の低下について
子供でも大人でも、そして高齢者でも歩く事が習慣になっている人とそうでない人を比べると大きな違いがあります。
03 高齢者の歩く能力
歩くスピードを気にしたことがありますか?意識して歩かないと知らない間に歩行能力は衰え、横断歩道を渡り切る事ができなくなってしまうばかりか、転倒しやすい体になってしまいます。
04 歩く能力を増すには?
歩く能力が向上すると、筋力アップの他アンチエイジングや生活習慣病の予防にも効果的で、実際に一日一万歩以上歩いている人は、あまり歩かない人に比べて内臓年齢が若いというデータも証明されているのです。