高齢者の心の病気

高齢者の心の病気

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だれでもうつ病になる!?



歳を取れば心の病気にもかかりやすくなり、その代表的なものに【うつ病】
があります。


うつ病になると
  • 気持ちが沈む
  • 何に対しても興味がわかない
  • 不眠
  • 食欲不振
  • 頭痛や肩こり
  • 便秘や下痢
など様々な症状が出てきます。


加齢によって脳の機能が低下してくると、神経伝達物質の
  • セロトニン
  • ノルアドレナリン
などの分泌が減ってくる事も原因の一つで、さらに老年期では
  • 健康を失う
  • 友人を失う
  • 仕事がなくなる
  • 収入や財産が減る
などの喪失体験が増えてくるなど、うつ病になりやすい条件がどんどん増えてくるのです。



認知症とうつ病の関係



認知症とうつ病は違う病気ですが、認知症の始まりの時期にうつ状態になる
事はよくあり
  • 認知機能が低下する年齢
  • 喪失を体験する年齢
が同時にやってくるのが原因と考えられます。


また認知症とうまくつきあっていても、喪失体験をきっかけに認知症が加速する事もあります。


若年性認知症を発症した人では仕事を失ってしまう人が非常に多く、認知症と喪失体験のダブルパンチを受けて脳や生活機能が大きく低下してしまう要因にもなっています。


逆に社会的役割や家族や友人との別離がなければ認知症予防にも良い方に働きますので
  • 人と人との関係を積極的に保つ
  • 社会的な役割を担う
事が大切で、そのような環境要因が良い方向に働きます。




喪失感とうまく付き合うために



長生きすれば誰でも、身体機能の低下や親しい人との別れなど喪失体験がどんどん増えてきて、それがきっかけとなってうつ病になったり生活が崩壊する事は避けなければなりません。


超高齢化社会を上手に生きてゆくためには
お互いに助け合える人と人との関係を作っておく
事が必要で、そのようなコミュニティに参加することや作ってゆく事が何よりも大切になってくると思います。
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03認知症の治療について
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