誰にでも効く健康法は無い

誰にでも効く健康法は無い

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これが良い!健康法



世の中の健康ブームに乗って、いろいろな健康法が紹介されています。

あまりにも多くの健康法があって、果たして自分にはどの健康法が良いのか?迷ってしまいます。

しかし、だれにでも効果のある健康法というものはありません。



脳の可能性



昔は人間の脳の成長はあかちゃんのうちだけで、あとは退化するだけ、という事が常識とされていました。

しかし、近年の研究では60歳でも70歳でも増えるという事が発見されています。

脳内で一番細胞分裂が活発な所は「海馬」と呼ばれる場所で、この海馬は記憶の入口と言われています。

海馬の働きが衰えると、人や物の名前がすぐに出てこなかったり、新しいことが覚えにくくなるようになります。



高齢になっても“もの覚え”をよくする方法



歳をとっても、頭ははっきりさせておきたいものです。新しい記憶をつかさどる「海馬」の働きを活発にさせるにはどのようにすればいいのか!?と研究した結果,
効果のある方法が見つかりました。

それは・・・

1)「体を動かす」ということで特に「指を動かす」という事が『海馬に良い刺激を与える』という事がわかってきました。

さらに・・・

2)「刺激のある環境」に身を置くということで、一人で過ごさず、多くの人と触れ合うような生活を送るということです。

そして・・・

3)「あたまを楽しく使う」ということです。


指はもう一つの脳とも言われていて、指を動かすとボケないように思いますが、指を使うピアニストでもボケる人はいます。

・・・つまり、「これをやったらボケない」と言われている事をやっても、誰にでも当てはまるものではない、という事がわかります。



岡田式呼吸法



明治時代に岡田虎二郎という人が提唱した呼吸法は、当時大ブームとなり有名人もこぞって岡田式呼吸法を実践します。

しかし、岡田虎二郎本人は48歳という若さで亡くなってしまいます。

すると、健康長寿のための岡田式呼吸法の元祖がそういうことになったので、この呼吸法は急速に“すたれて”ゆきます。

このことからも、万人に効果のある健康法は無いという事が良くわかります。


医学の根拠



人に医療行為をする場合も、その投薬や医療行為がより多くの人に効果があるという前提で行われます。

医療を受ける側からすると、自分に効果があるかどうかは、やってみないとわからない部分があり、効果があれば100%、効果が無ければ0%という事になります。

しかし医療を行う側からすると、10人中8人に効果のある治療法を選択することは決して間違いではありません。

このことからも、だれにでも効果のある治療法というのは存在しないことがわかります。



自分に良い健康法とは



医療でも健康法でも、自分に効果が無ければやっても意味がありません。

しかし、やってみなければわからない部分もありますので、実際にその健康法を自分でやってみて「良い」という結果が出れば、取り入れてゆけば良いのです。

そういう意味から健康法を見ると、誰にでも効果のある健康法は無いけれど、いろいろな健康法の中には自分に合う健康法もある、とも言えます。

自分にぴったりの健康法をいろいろ試してみるのも、人生の楽しみかもしれません。
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