診断と検査法について

診断と検査法について

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病院の探し方



睡眠時無呼吸症候群には様々な医師が治療を行っていますが、まずはかかりつけ医や内科、耳鼻科の医師に相談していただきたいと思います。


最近では「睡眠時無呼吸症候群」治療を表示しているクリニックも多くなってきており、インターネットなどで調べると簡単に見つけることができます。



こんな時は一度診療を受けてみましょう



・いびきがひどい!

・寝ている間に息が止まっている


⇒と指摘された事がある人


・日中にひどい眠気に襲われる

・肥満や高血圧、心臓病、脳卒中

などがある人も睡眠時無呼吸症候群が合併していることが非常に多いので注意が必要です。


睡眠時無呼吸症候群は女性より男性の方が多く、女性でも閉経後に

「呼吸をうながす作用がある女性ホルモン」

が少なくなってくると、この病気になる人が増えてきます。



このように検査します



睡眠時無呼吸症候群の検査は、外来で問診の後「簡易睡眠検査」が行なわれます。


この検査は検査機器を自宅に持ち帰り

・呼吸の状態を見るセンサーを口や鼻に

・血液中の酸素濃度を計測するセンサーを指先に

装着して睡眠時の無呼吸を調べ、重症であればこの簡易睡眠検査だけで診断をつける事ができます。


簡易睡眠検査で睡眠時無呼吸症候群の可能性が大きくなれば、入院して全身にセンサーを付けて行う

睡眠ポリグラフ検査

という精密検査が行なわれ脳波を見て睡眠の状態などを調べ最終的な診断の確定となります。



診断基準について



「簡易睡眠検査」でも「睡眠ポリグラフ検査」でも無呼吸や低酸素、一過性の低酸素状態がどれくらいの頻度で出てくるのかを数えます。


一晩中の無呼吸の総数を一時間あたりの数に平均化した「無呼吸低呼吸指数」が重症度の判断に用いられ、この指数が5以上であれば睡眠時無呼吸症候群の診断がつきます。


無呼吸低呼吸指数が

5以上〜15未満では軽症

15以上〜30未満では中等症

30以上〜 重症

とされています。


無呼吸低呼吸指数が30以上の重症の患者さんでは、1時間に30回以上、2分に1回の割合で無呼吸となっており、その重症度が理解できると思います。



治療の対象になる人



睡眠時無呼吸症候群の検査をして、無呼吸が一度も無いという人は少なく「無呼吸低呼吸指数が5以上」という人は多くいます。


軽症でも治療の対象となるのは

・無呼吸低呼吸指数が5以上

・日中に激しい眠気を感じる

・睡眠中に窒息感を感じる

などの人です。


無呼吸低呼吸指数がが15以上〜30未満の中等症の人でも自覚症状が無くても心臓病や脳卒中のリスクを避けるためにも積極的な治療が行なわれます。


思い当たるフシがある人は、一度内科や耳鼻咽喉科を受診してみましょう。
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