胃がんを知る

胃がんを知る

スポンサードリンク

胃がんの死亡率


日本人の胃がんによる死亡率は、男性では肺がんに次いで2位、女性では大腸がん、肺がんに次いで3位というもので、死亡率の高いガンになっています。

昔と比べると、胃がんにかかる人や胃ガンの死亡率は年々低下していますが、高齢者人口が増えていることから患者数は減っていないのが現状です。

胃ガンによる死亡率の低下は、医療機器や医業技術の進歩によるもので『治る胃がん』が多くなってきたという事にほかなりません。



日本人と胃がん



世界的に見ると、日本を含む東アジアで胃がんが多く発生していて日本は【胃がん大国】とも言われています。

ひとくちに【胃ガン】と言っても病状の段階があり、がん細胞が胃の粘膜の内側だけにとどまっているのか、外側まで進行しているのか、さらに肝臓など別の臓器にまで転移しているのかで状況は大きく違ってきます。

このような事から、胃がんは『早期発見、早期治療』が何よりも大切なのです。

早期の胃がんでは、胃の粘膜の浅い所にがん細胞がありこのようなガンは内視鏡だけで胃がんを取り除く事もできるのです。



胃ガンができるメカニズム



胃ガンは胃の粘膜の中にできて、その細胞はだんだん数を増やし粘膜より深い所で増殖を繰り返してゆきます。

胃がんの進行は、粘膜より内側へ内側へと【浸潤】してゆき、粘膜下層、筋肉の層、やがて胃の外側の層へと【浸潤】してゆきます。

さらにガンが進行すると、リンパ管や血管を通り他の臓器へと転移してゆきます。

胃がんでも粘膜下層まででとどまっているものを「早期胃がん」と言い、胃の筋肉層まで進行しているガンは「進行胃がん」と呼ばれています。

胃がんは、ぜひとも「早期胃がん」で治療したいものです!!



胃がんを見つけるには


初期の胃がん患者を見ると、自覚症状が無い人が全体の半数、残りの半数はなんらかの症状をきっかけにしてガンが見つかります。

この症状ですが、決まった症状があるわけでは無く、

・みぞおちの辺りに差しこむような痛みを感じる
・食後にお腹が張る
・不快感や胸焼けがある
・ゲップや吐き気
・食べる時につかえるような感じがする
・血を吐く、コールタールの様な色の便が出る

などがあり、これらの症状は【胃潰瘍】や【逆流性食道炎】などでも見られる症状なのです。

胃がんを見つけるには、胃カメラなどを使って胃の中を見てみない事には発見は難しいものなのです。



胃がんの原因



色々な方面で胃がんになる原因が研究されていますが、現在胃がんになる原因で一番はっきりわかっているのは【ピロリ菌】の感染によるものだと言われています。

また昔から言われている事に【塩分の摂り過ぎ】や【喫煙】が胃がんのリスク要因となっています。
スポンサードリンク

01 胃がんを知る関連エントリー

02 ポリープとの違い
胃にポリープが見つかりました。と言われるとガンではないか?と心配になります。大丈夫なポリープと胃ガンの違い、見分け方などを知っておきましょう。
03 胃がんの治療について
胃がんの手術には開腹手術や内視鏡手術などガンの進行度合いに応じて様々な手術法があります。
04 手術後の注意点
胃ガンの手術を受けると色々な後遺症で悩まなければなりません。しかし胃ガン手術後の後遺症を事前に知っておくことで対策を取ることもできます。
05 胃にやさしい生活
胃ガン予防には普段の生活と定期的な検診が大切です。胃ガンを予防する生活の知恵とは・・・