女性が注意したい依存症

女性が注意したい依存症

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若い女性は要注意!



若い女性の飲酒量の増加は顕著になっており
女性のアルコール依存症も増加傾向
にある事が厚生労働省の調査でも明らかになっています。


また若い女性の喫煙率も増えています。


これらの背景には女性の社会進出があり、社会人には「飲み会」がつきものである意味仕方がないことなのかも知れません。


また若い女性は男性に比べて自由になるお金が多いと言われており、この事も飲酒の量が増える要因とされています。



ストレスの解消に



以前は結婚や出産は「飲酒や喫煙のブレーキになる」と言われていましたが、現在では結婚しない女性が多いことや、晩婚化によってハードルが下がってきているのが現状です。


また仕事をしながら、家事や育児、介護などを抱えているとストレスが多く、ストレス発散のために飲酒に走ることもあります。


女性の社会進出は良いことなのですが、それに伴うアルコール依存症やニコチン依存症などは憂慮すべき問題です。






女性の方が危険なワケ



男性に比べて女性は
アルコールの影響を受けやすい
のははっきりしており、アルコールが分解される肝臓と筋肉は男性よりも女性の方が小さく、その結果よりアルコールの影響を受けやすい事がその要因なのです。


同じ量の飲酒では、男性よりも女性の方が肝臓障害を起こしやすく、また脳に出る障害も女性の方がより強く出ます。


また、はじめての飲酒からアルコール依存症になる期間が女性の方がはるかに短く、アルコール依存症で入院している平均年齢は女性の方がずっと若いのが現実なのです。


喫煙は
  • ガン
  • 循環器疾患
などのリスクが高くなり、女性は男性の受動喫煙によって
  • 肺がん
  • 心筋梗塞
にかかりやすくなることも指摘されています。



妊娠への影響



喫煙する妊婦は、吸わない人に比べて
  • 低体重児のリスクが2倍
  • 早産のリスクが3倍
になる事が指摘されています。


また
  • 早期破水
  • 胎盤異常
  • 口蓋裂
などが、妊娠中の喫煙のリスクとされています。


妊娠中の飲酒の悪影響は
  • 治療困難な多動
  • 顔面奇形
  • 発育不良
などの原因になると言われています。


他には、妊娠のしやすさが変わり、男性は飲酒量が増えてもあまり変化はありませんが女性の飲酒量が増えると、それに比例して妊娠する期間も伸びるという研究結果があります。


これらのことからも
  • 妊娠したら禁酒禁煙が大原則
で、もし妊娠に気づかず飲酒や喫煙をしていても、妊娠がわかった時点で止めれば大幅にリスクを避ける事が可能です。



女性のための治療プログラム



ニコチン依存症に関して男性と女性の違いはありませんが、女性のアルコール依存症に関しては
家族問題
が関係している事が多く、女性に見られる症状として
  • うつ症状
  • 摂食障害
などの精神的な問題が非常に多いのが特徴です。


このような事から女性のアルコール依存症治療では、家族の問題を含めたカウンセリングが多く行われています。


アルコール依存症治療は男性を対象に発展してきましたが、近年では女性に対応した治療プログラムを行っている病院も増えてきています。





グループ治療



アルコール依存症の治療では5〜7人グループで
認知行動療法
が行われ、断酒にはグループで取り組んだほうが有効性が高い事が確認されています。


グループ療法は同じ立場の人同士の集まりですので、医師の指導よりも説得力があり、乗り切り方などの体験者でしかわからない方法なども教えてもらえます。


また自助グループなどへの参加も重要で
  • 断酒会
  • AA(アメリカから導入された方法)
などがあり、女性だけのグループも増えてきています。
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