インターネット依存について
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【インターネット依存症】は最近良く聞く言葉で
インターネット依存症になる原因は様々ですが、圧倒的に多いのは
オンラインゲーム
にハマっている人です。
ある患者さんの例では、小中学校では将来水泳選手を目指しスイミングスクールに通っており、活発な性格でクラスのリーダー的な存在でした。
中学2年の時に、多人数参加型のオンラインゲームを始め、最初の頃は家族が11時に寝るので、そこでゲームを止める事ができていました。
しかし高校に入った後にはバイト代をゲームに使い、自分用のパソコンを持つようになってからはオンラインゲームに熱中してゆきます。
やがて高校2年のゴールデンウィークには朝になっても起きられず、11月以降は学校にも行かず昼夜逆転の生活になってしまい、中高一貫校からサポート校への転校を余儀なくされます。
転校後も毎日12時間〜14時間も引きこもり状態でオンラインゲーム生活を続け、こんな生活はなんとかしたい！と自覚していても止められない日々を送っていました。
このようにネット依存になる人は増加傾向にあり、一昨年の厚生労働省の調査によると
ネット依存傾向にある成人は421万人
と推計され、これは5年前の1.5倍の数字でネット依存症になるのは若者ほど顕著に見られます。
アメリカのヤング博士が作った8項目の質問票は世界で最も良く使われている自己診断テストです。
久里浜医療センターでは初診の後に3回程に分けて体と心の健康チェックを行います。
多くのネット依存の人は運動していないため
治療の最初に健康チェックを行うのは、ほとんどの患者さんは自発的に治療に来ているのでは無く無理やり連れてこられています。
そのような人にいきなりネットを止める様に諭しても聞き入れてもらえませんのでまず良い人間関係を作る所から始める事が大切なのです。
デイケア
NIP（新アイデンティティプログラム）という日帰りの治療プログラムでは
話し合いでは、ネットのメリットやデメリットを考え、もしネットをやめた時の代わりに何をすれば充実した生活が出来るかなどを検討します。
またソーシャルスキルトレーニングでは
また昨年から文部科学省の委託事業として、通常のキャンプにネット依存治療を合体させた
8泊9日のキャンプ
が行われ、強制的にネットから切り離された環境を体験し期間中に
このキャンプでは最初は多くの人が嫌がるのですが、キャンプが終わる頃には全ての人が「参加してよかった！」という感想を持ちます。
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こんな人がネット依存症
【インターネット依存症】は最近良く聞く言葉で
- ネットに接続していないとイライラしたり不安を感じる
- インターネットの使用時間がコントロール出来ない
- 長時間インターネットを使わないと気が済まない
- インターネットのやり過ぎで生活や健康に悪い影響が出ている
インターネット依存症になる原因は様々ですが、圧倒的に多いのは
オンラインゲーム
にハマっている人です。
まさかあの子が・・・
ある患者さんの例では、小中学校では将来水泳選手を目指しスイミングスクールに通っており、活発な性格でクラスのリーダー的な存在でした。
中学2年の時に、多人数参加型のオンラインゲームを始め、最初の頃は家族が11時に寝るので、そこでゲームを止める事ができていました。
しかし高校に入った後にはバイト代をゲームに使い、自分用のパソコンを持つようになってからはオンラインゲームに熱中してゆきます。
やがて高校2年のゴールデンウィークには朝になっても起きられず、11月以降は学校にも行かず昼夜逆転の生活になってしまい、中高一貫校からサポート校への転校を余儀なくされます。
転校後も毎日12時間〜14時間も引きこもり状態でオンラインゲーム生活を続け、こんな生活はなんとかしたい！と自覚していても止められない日々を送っていました。
このようにネット依存になる人は増加傾向にあり、一昨年の厚生労働省の調査によると
ネット依存傾向にある成人は421万人
と推計され、これは5年前の1.5倍の数字でネット依存症になるのは若者ほど顕著に見られます。
ネット依存の確認方法
アメリカのヤング博士が作った8項目の質問票は世界で最も良く使われている自己診断テストです。
- ネットに心を奪われていると感じている
- ネット使用時間を長くしないと満足できない
- ネット使用を止めるか時間を短くしようとしたが出来ない
- ネットを使わないと落ち着かない
- 思っていたより長い時間使っている
- 人間関係、仕事、勉強などの機会を危うくしたり、失ったりした
- 家族や他の人にウソをついてネットを使っている
- 現実逃避や嫌な気分から開放される目的でネットを使う
- 5項目以上当てはまる時にはネット依存症
- 3〜4項目の場合はネット依存症予備軍
ネット依存症の治療
久里浜医療センターでは初診の後に3回程に分けて体と心の健康チェックを行います。
多くのネット依存の人は運動していないため
- 脚の骨がもろい
- 肺活量が低下
- 体力の大きな低下
- 栄養失調
治療の最初に健康チェックを行うのは、ほとんどの患者さんは自発的に治療に来ているのでは無く無理やり連れてこられています。
そのような人にいきなりネットを止める様に諭しても聞き入れてもらえませんのでまず良い人間関係を作る所から始める事が大切なのです。
デイケア
NIP（新アイデンティティプログラム）という日帰りの治療プログラムでは
- 午前中は運動
- 医療スタッフと共に昼食を食べながらグループミーティング
- 午後は集団での認知行動療法
話し合いでは、ネットのメリットやデメリットを考え、もしネットをやめた時の代わりに何をすれば充実した生活が出来るかなどを検討します。
またソーシャルスキルトレーニングでは
- 面接した時の心の持ち方
- 挨拶のやり方
また昨年から文部科学省の委託事業として、通常のキャンプにネット依存治療を合体させた
8泊9日のキャンプ
が行われ、強制的にネットから切り離された環境を体験し期間中に
- 現実世界の面白さを知る
- ネット治療プログラム
このキャンプでは最初は多くの人が嫌がるのですが、キャンプが終わる頃には全ての人が「参加してよかった！」という感想を持ちます。
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