日本で克服したはずの病気が

日本で克服したはずの病気が

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感染症とは



感染症はウイルスや細菌、カビ、寄生虫などの病原菌が人に感染して、さらに人から人へとうつってゆく病気です。


その感染症において、過去に撲滅されたと思われていた病気が現在において再び流行する事例が見受けられ【風疹】や【はしか】は記憶に新しいところです。



昔の感染症が今流行しているのは?



昔流行していた頃には、風疹やはしかの症状を見て病気を診断していました。


しかし現在では病原体の遺伝子を調べることが出来て、その遺伝子パターンを見ることで感染元の国や地域を特定することさえ出来るようになってきました。


はしか

日本で以前流行していたはしかウイルスは2010年に撲滅され、【はしか】はヨーロッパやアジアなどの外国のウイルスに感染していることがわかり、先の国内でのはしかはフィリピンの大流行の影響を受けた事がわかっています。


風疹

風疹はワクチン摂取をした子供たちには感染しませんが、成人で風疹にかかっていない人やワクチンを打っていない年代に広がり、はしかでも免疫を持たない年代が感染するという事が起こっています。


はしかは重症化する病気ですし、風疹は妊婦が感染すると赤ちゃんに風疹が感染するなど感染予防には一人ひとりが気をつけなければなりません。



病気のグローバル化



他の感染症として、食べ物から感染する

赤痢、A型肝炎、コレラ

などが時々発見されます。


今ほど衛生状態の良くない昔の日本では、病気にかかることで免疫を手に入れる環境にあったのですが、現在の日本では海外に比べてとても清潔な分、病気に対する抵抗力も低下しており、抵抗力の無い人が海外に行くと簡単に感染症にかかってしまうのです。


世界はグローバル化しており、どこかで流行した感染症は抵抗力の低い人に感染してその人の国に持ち帰られ感染を広げてしまいます。


海外旅行をする時には、念入りに食べ物や飲水による感染症、動物や昆虫由来の感染症などを調べ予防注射をしておく事を始め、もし渡航中や帰国後に

熱が出た
お腹が痛い

などの症状が出た場合には

海外に行った時期
行った場所
食べたもの
触った動物や植物

など、できるだけ詳しく医師に伝える事が病気を特定する鍵になり、最適な治療を受けるためには大切です。


さらに、病気は危険な感染症かもしれませんので海外旅行の経験がある時やその人と接触があり!おかしい?と思ったらすぐに医師の診断を受けるようにしたいものです。
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