免疫力と感染症

免疫力と感染症

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免疫力が落ちていませんか?



細菌やウイルスなどに感染すると病気になり、病気にかかることで病原体に対抗する抗体(免疫)を持つことができます。


病原体に対する抗体を持っていなくても、抵抗力があれば

※病気にかからないか、かかりにくくなる

のですが、最近ではその抵抗力が落ちてきていると言えます。



例えばA型肝炎



昔はA型肝炎は多くの人が感染し、子供は感染してもほとんど症状が出ません。


昔は今ほど清潔ではなかったため食べ物や水などからA型肝炎ウイルスに感染し、そのような環境で育った人は十分な免疫を持っており、若干不衛生な物を食べてもお腹をこわす事がないという人が多くいます。


しかし現在では、昔と比べ物にならないくらい社会が清潔になって、A型肝炎ウイルスを始めとする感染症にかかる機会も激減しました。


今の30代〜40代以前の人はA型肝炎ウイルスに自然感染する機会も無く、免疫は持っていませんので、不衛生な環境で食べ物や飲み物にA型肝炎ウイルスが入っていた時には発病してしまい、特に大人では重症化する傾向にあります。


病気は繰り返しかかることにより、はじめて体内で免疫が作られます。


軽い風邪やお腹痛などは免疫を得るためのトレーニングと考えれば、極端に衛生に気を使うのは考えものです。



病気の見極め



軽い病気なら様子を見て自然治癒したほうが免疫力が上がってゆきます。


しかし病気の初期段階で自然治癒するのか?重症化するのか?を見極められないと命に関わる事もありますので、症状の変化を経過観察することや病気に対する認識を持つことは極めて重要です。


子供が39度の光熱を出しても、元気で食欲があれば心配ない

熱が無くても、ぐったりして元気が無い時は要注意


など普段から子供の状態を意識的に「見る目」を持っていると軽症なのか重症なのか病気の把握に役立ちます。


例えば【はしか】は重症化しますし【ポリオ】はなくなってきたのですが後遺症が残り【風疹】は妊婦が感染すると赤ちゃんに障害が出る病気ですので、あらかじめ病気の知識を得て予防に努めることが賢明な選択です。



かかりつけ医はありますか?



子供や家族が病気になった時に気軽に相談出来る医師がいると心強いものです。


病気になったらなんでもかんでも大きな病院に行くような事では、お金と時間を無駄にしてしまいます。


もし病気になっても、かかりつけ医があると普段の健康状態や病歴を把握してくれていますので、より適切な治療やアドバイスを受けることができます。
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