筋肉の役割

筋肉の役割

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健康と筋肉



健康な状態は、内臓や血管や内分泌系が正常に働いていなければ維持できません。

心臓だけ鍛えようとか血管だけ丈夫にしようと思っても、一つの臓器だけ思い通りに鍛えることはできません。

全身を良く動かすと臓器の働きも活発になって健康になるわけですが、体を活発に動かすためには、筋肉や骨さらに関節が元気でないと体を動かすこともできません。

健康維持や健康増進のためには、活発に筋肉を動かすことが必要なのです。


筋肉を動かすと良いことが



当たり前のことですが、頭から足先まで全身はつながっています。

筋肉を良く動かすと、筋肉が動いている!という信号が脳に伝わり、その結果内分泌系やホルモンの分泌が活発になることがわかってきていて「筋肉が脳を刺激する」ともいえるのです。

筋肉を良く使うと、乳酸や水素イオンが出て脳に信号が送られます。すると脳からは内分泌器官に活発に働く信号が出て、ホルモンの分泌が活性化されるというメカニズムがあります。

加齢に伴い、ホルモン分泌は低下しますので、積極的に体を動かして筋肉を鍛えることが若々しい体を手に入れる秘訣でもあります。



老化は足腰から



加齢とともに筋肉や骨は減ってゆきます。筋肉の衰えは、太ももやお尻、おなか周りなどの足腰、背中などがあります。

これらの筋肉は、高齢になればなるほど衰えてゆき、30歳を過ぎたあたりから、1歳過ぎるごとに0.5〜1%程度筋肉量が減少してゆきます。

やがて70歳くらいになると、20歳の頃に比べて3分の2程度にまで筋肉が減り、立ち上がりや歩いたりなど日常の動きにも支障をきたすようになってきます。



高齢者と筋トレ



何も運動しないまま年をとると、日常の動きや運動機能が低下して、出かけるのが億劫になったり、つまづきやすくなったりして、家に閉じこもりがちになります。

動かない生活に慣れてしまうと、健康にもよくありませんし豊かな人生も送ることができません。

ウオーキングや旅行などを楽しむためにも、足腰の筋肉がしっかりしていないとできませんので普段から筋肉を鍛えておくことが必要なのです。

また、外出してショッピングや映画に行くなどすると、身だしなみにも気を使いますので精神的にも緊張感が生まれ良い刺激につながります。

埼玉県の三郷市で「高齢者の筋力作り」という取り組みでは、1年間の継続的な筋トレで足腰の筋肉が実年齢よりも、10歳程若返る事が実証されています。

そして、筋肉の年齢が若くなると見た目まで若々しくなり、活動的になってゆくのがわかります。
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