増える子供の生活習慣病にどう対処するか

子どもの生活習慣病の現状について

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現在肥満は増加中!



この10〜20年の間に子どもにも
  • 高血圧!?
  • 高血糖!?
  • 脂肪肝!?
  • 脂質異常症の合併症!?
などの生活習慣病が増えてきています。


子どもの肥満は標準体重からどれくらいオーバーしているか
肥満度
を指標にしており、特に小学生以上で肥満度が20%以上の場合に
子どもの肥満
と判断します。


さらに肥満度が50%以上のものを
高度肥満
と呼んでおり、大阪大学が行った大規模な研究では1974年から22年間の統計では
9歳から11歳の子供の高度肥満が1%から2%
と倍になったことがわかりました。


また肥満の児童数は、平成24年度の文部科学省の報告によると
  • 11歳の男児で9.98%
  • 11歳の女児で8.6%
と10人に1人ほどの割合で肥満になっています。



子どもが肥満になると・・・



子どもも肥満になると生活の質が低下するような健康状態になることが懸念されており
  • 運動機能の低下
  • 閉そく性睡眠時無呼吸
  • テレビなど長時間見ることによる寝不足
  • いじめ
  • 不登校
などの問題が出ています。


子どもの時代や思春期で肥満になると、70%〜80%が大人になってからも肥満のままで
  • メタボリックシンドローム
  • 2型糖尿病
  • 高血圧
  • 高尿酸血症
  • 脂肪肝
などになってしまい、特に脂肪肝は多く見られます。


また子供の軽度の肥満なら大丈夫というわけではなく、何も対策を取らないまま成長すると高度肥満に移行してゆくことがしばしばあり、18歳未満の思春期後期で肥満状態にあると
脂肪細胞そのものが増える
ことになり、一度増えた脂肪細胞は減ることは無く、より太りやすい体質となり肥満からの脱却はより困難な体になってしまいます。



なぜこんなに肥満が増えた?



子どもの肥満は
  • 食事の問題
  • 運動の問題
などに目が行きがちですが、子供を取り巻く環境をみると非常に多くの原因が複雑に入り組んでいることがわかります。


最近の研究ではお母さんのお腹にいるときの栄養状態が影響して、将来的に
  • 肥満
  • 2型糖尿病
  • 心筋梗塞
などになるという事もわかってきており、他にも乳幼児期の栄養も将来の肥満に大きく影響してきます。
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