高齢者のうつ病と向き合う

高齢者のうつ病と向き合う

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うつ病の気づき



早期発見早期治療がどんな病気でも大切ですが、高齢者のうつ病は早い段階で見つけることは非常に難しいものです。

しかし、色々なケースで特徴的な行動パターンがあります。

認知症になると、いつもやっている事ができなくなりますが、うつ病の場合は同じ様にできています。

ただし、いつもの行動に自発的な行動が新たに加わるという事が無く、用事をたのんでもできないことが多くなってきます。

家族の目から見ると、高齢者だからと言う事で意欲がなくなっても特別病気ではないというのが普通の見方だと思いますが、そこに軽いうつ病が発症しているかもしれません。



どの病院にいけば良い?



また、うつ病の症状である【落ち込み気分】は訴える事はなく、便秘やめまい、腰痛など身体の調子が悪いというのをいつも言うようになってきます。

もちろん体が本当に悪い場合もありますが、内科や整形外科で原因が見当たらない場合には「精神神経科」などで専門医による精神的なチェックを行うようにしてください。

総合病院では「精神神経科」があり、色々な診療科で診てもらえますので、病状が思わしくない時には総合病院に行くようにしましょう。



治療して良い人生を



高齢者と呼ばれる65歳以上の人はまだまだ現役ですし、超高齢者と呼ばれる80歳以上の人でも元気な方はたくさんおられます。

もう歳だからとあきらめないで積極的なうつ病の治療をすることで、元気な老後を取り戻すことができます。

うつ病は大人の病気と言われていて、高齢者のうつ病もその延長線上にあります。

しかし高齢者特有の身体症状を訴えられると、まずその治療が優先的に行われるのが常です。

今回のシリーズで高齢者のうつ病の特徴がわかれば、精神的な治療も必要である事がわかりますので、次の治療のステップとして神経科の受診を選択肢として持っておきましょう。

うつ病と知らずに症状が進んで元気や表情がなくなった人が、もう一度元気な姿を見せてくれるようになれば、家族も周囲の人も嬉しいものです。

高齢者のうつ病を知り、最新の治療で良い人生を取り戻していただきたいと思います。
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05 高齢者のうつ病と向き合う関連エントリー

01 高齢者のうつ病とは
高齢者の病気のウラにはうつ病が隠れている事が多々あります。80歳の人でもうつ病の治療をすることで体の不調を治すこともでき、よりよい人生を送ることができます。
02 高齢者のうつ病の特徴
高齢者のうつ病は訴える症状が若い人とは大きく違ってきます。腰痛や便秘など治療してもよくならない時にはうつ病を疑って見ることも必要です。
03 治療について
高齢者うつ病の治療は、若い人のうつ病とは大きく違っています
04 うつ病と認知症が重なった場合
うつ病と認知症が重なることは高齢者で見られますが、原因を突き止めることが治療が成功するカギになります。