内蔵脂肪と皮下脂肪

内蔵脂肪と皮下脂肪

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内臓脂肪とは?皮下脂肪とは?



内臓に付く脂肪や皮下脂肪など脂肪が付く場所によって呼び名は違っていて、私たちが受けるイメージも異なってきますが、脂肪組織自体に変わりはありません。

いわゆる内臓脂肪とは、お腹の中(内蔵)に付く脂肪で、皮下脂肪とは筋肉と皮膚の間にある脂肪の事をいいます。

しかし、脂肪組織自体に変わりはないのですがその働きは異なっています。

そもそも脂肪とは、余分な栄養を脂肪として蓄えエネルギーが不足したときに脂肪を分解して使う目的で溜め込まれてゆきます。

皮下脂肪の場合には、単に皮膚の下に脂肪を貯めるだけなのですが、内蔵脂肪の場合には、他の物質が生成されそれが様々な病気の原因になっていることが問題になっているのです。

皮下脂肪も脂肪自体がどんどん増えると、その重みで関節に障害が出てきたり、睡眠時無呼吸症候群などの原因にもなりますので、多すぎると健康に害のあるものだと言えます。



お腹ポッコリの内蔵脂肪



昔は太っていて、お腹が出ていると「かっぷくが良い」と褒め言葉にもなっていたのですが、最近ではお腹がぽっこり出ていると内臓脂肪がいっぱいついていて、メタボ検診でも引っかかるようになり、不健康そのものです。

内蔵脂肪は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などを引き起こす原因物質を作る事がわかってきて、そのまま放置しておくと動脈硬化がどんどん進行して心筋梗塞や脳梗塞など重篤な病気のリスクはどんどん高まってきます。

検診などで「内蔵脂肪が多い」という結果がでてもそのままの生活を続けていると、10年後、20年後に心筋梗塞や脳梗塞を発症してしまう可能性がどんどん高まってゆくのです。



どうすれば予防できるのか?



ウエストが男性で85センチ以上、女性では90センチ以上あれば内蔵脂肪が病的に付いていることになります。

さらに詳しくCTなどでお腹の内蔵脂肪を測って100平方センチ以上あれば危険領域になってきます。

男性と女性のウエストの5センチの差は、日本人の男女のCT画像で、内蔵脂肪100平方センチを基準に考えたとき、どうしても女性のほうが皮下脂肪が多いので、このような差になっています。



体脂肪と内蔵脂肪



体脂肪が計測できる体重計で測る脂肪は、皮下脂肪も内蔵脂肪も一緒に表示されています。

体脂肪は一般的に男性なら25%未満、女性なら30%未満が普通の体重となっていて、それ以上の値になると太りすぎですので注意が必要です。
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