生活習慣病以外の病気

生活習慣病以外の病気

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脂肪にまつわる色々な病気



内蔵脂肪でメタボになると、糖尿病や高血圧など特有の病気を引き起こしますが、メタボによる病気のリスクはそれだけではありません。

例えばガンのほかに、女性の場合には生理不順や無月経、不妊などがあげられ、他にも睡眠時無呼吸症候群や高尿酸結晶、逆流性食道炎、尿に蛋白が出るなど様々な病気にかかりやすくなります。

そして、メタボリックシンドロームによる病気は内蔵脂肪を落としてやれば改善するのですが、ガンなどは内蔵脂肪を落としても治るような病気ではありませんので、痩せれば全て解決すると思わないようにしてください。



メタボリックシンドロームとガン



悪性腫瘍であるガンと脂肪細胞の関係が認められているものに、【乳がん】や【子宮体がん】などがあります。

脂肪細胞には男性ホルモンを女性ホルモンに変えてしまう働きがあり、閉経後には女性ホルモンの分泌が無いのが普通でも、太っていると脂肪細胞により女性ホルモンがどんどん作られてしまいます。

すると、女性特有のガンにもかかりやすくなり、このことから【乳がん】や【子宮体がん】は肥満の女性に多く見られるのです。

肥満の男性で多いのが【大腸がん】で、その原因は内蔵脂肪が作っている【TNAアルファ】という物質がインスリンの働きを悪くさせ、その結果さらにインスリンが多く分泌されるようになります。

インスリンには、がん細胞の発育を進める働きがあり、このようなことから、太っている人は大腸がんになりやすいという事になるのです。



脂肪肝について



肝臓についた脂肪は今まで大した病気にはならないという認識が持たれていたのですが、現在では脂肪肝のある人の20%程度の人が
【非アルコール性脂肪性肝炎】
というタチの悪い病気になっているということがわかってきました。

また内蔵脂肪の多い人の5%から20%の人には
【脂肪性の肝硬変】
になり最後には【肝臓がん】になってしまいます。



内蔵脂肪に注意を向ける



内蔵脂肪が原因で起こる病気はここ10年程の研究によって、その恐ろしさが明らかになってきました。

現在内蔵脂肪がある人は、脂肪を落とすようにしなければなりませんし、家計的にガンや糖尿病の心配があるような人は、内蔵脂肪が溜まってゆくとそれらの病気になるリスクが増大すると考えなければなりません。

普段から、食事と生活全般に注意を向け、内蔵脂肪を付けないように注意して行くことが大切です。
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